『ものと技術の弁証法』堀越宏一を読書。
産業革命以前の中世ヨーロッパを解説。
・古代ローマの文化(衣服、パン、ワイン、オリーブ油)は、修道院などで引き継がれる。
・農村では、千年頃、三圃制により農業生産が増大。毛織物も生産される。領主は、製粉水車や麦芽醸造酒ハーブなどに課税。
・都市では、多種の商工業ギルドが組織される。職人は金属加工・皮革加工などを行った。
・中世は、聖職者/貴族/農民・職人の3身分。貴族は大食で、肉を多く食べ、狩を行った。王は王宮を持ち、領地を巡行。
・製鉄は、高炉と精錬炉による間接製鉄法を発明。大砲、釘、鉄板などを製造。領主は製鉄所に課税。
・1348年からのペスト流行で、人口の1/3を失う。領主は税収減で没落、王に権力集中。