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『当たり前をひっぱたく』赤木智弘を読書。
バブル崩壊で夢を失った世代の訴え。

お勧め度:☆☆☆

1章 希望
・格差社会の解消にワークシェア(低賃金・短時間労働)が有効。
・貧困層でも家族を持てる平等な世の中に。

2章 世論
・市役所で省エネのため室温を19度に設定。個人の電気ストーブ使用で停電。
・刑務所は、高齢の受刑者が増加。高齢者の最後の福祉手段になっている。
・以前の年金は、強い若者が、弱い高齢者を支えていたが、今は、強い高齢者が、弱い若者から搾取している。

3章 弱者
・マクドナルド店長の長時間労働を批判。
・強者は弱者に、「努力」を強要するが、正しく評価できていない。

4章 常識
・人間社会は、やっかみ、ひがみで満ちている。
・企業はつぶれても、人はつぶしてはいけない。
・「とりあえずビール」に疑問。

5章 秋葉原通り魔事件
・犯人は当たり前の義務を全うし、当たり前の権利を受ける事を望んでいた。犯人を見下す事は、真面目を嘲笑する事。
・世間は、レールから一度外れると評価しない。若者が将来に希望を持てる地道な対策が必要。

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