top learning-学習

『激突の時代 人間の眼VS国家の眼』品川正治を読書。
著者は、日本興亜損保の社長・会長を務める。

お勧め度:☆☆☆

<外交>
・著者は、終戦を中国で兵隊として迎える。洛陽の慰安所で女性が下士官を殺し、集団自殺。
・日本政府は金融資本を統制しているが、アメリカは金融資本が国家権力を握っている。
・日本はアメリカ従属で信用されない。常任理事国の承認投票は2票だけ。

<政治>
・原発問題、沖縄問題から眼を逸らすな。

<経済>
・2008年リーマンは破綻、AIGは政府支援で存続。AIGは戦争保険を事業とし、社長はスキー場やゴルフ場を有する豪邸に住む。

<全般>
・金融機関のM&Aで、各社のアドバイザーが多額の手数料を得た。
・「日米は価値観を共有する」と言うが、アメリカの民家には2億丁の銃が存在する。また、日本では役員と社員の給与の差は10倍以内だが、アメリカのファンドでは、2万倍近い。
・憲法9条は、政府により歪められたが、60年間守った事に意義がある。
・中国の幹部は、著者に「アメリカの国債を売る時は、教えてくれ」と言った。
・著者が講演を続けるのは、メディアが沖縄問題、格差問題などで国民を怒らせないから。

top learning-学習