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『サンデルよ、「正義」を教えよう』髙山正之を読書。

書名に惹かれて本書を選択。
著者はジャーナリストのため、内容は豊富で、難しい言葉が多く使われている。

白人/中国人/朝日新聞などを徹底的に批判している。
辛辣に相手を批判しているため、頻繁には読みたくない本である。

お勧め度:☆☆

キーワード:<はじめに>ジャーナリズム、<ウソつき新聞は今日も健在>飛行機、大学教授、仕分け、沖縄、略奪、国民総番号制、官僚、石原慎太郎/小沢一郎、O・J・シンプソン/タイガー・ウッズ、非国民記者、<真実は歴史を知る事で見えてくる>日本航空/全日空、ペルシャ湾、水生哺乳類、沖縄、毒餃子事件、阿片、日本刀、知財泥棒、<恥を知らない人々>ハングル、外人特派員、セオドア・ルーズベルト、ベトナム、ハーグ条約、赤ちゃんアザラシ、北方領土/シベリア抑留、国家機密、伊丹空港、中国人、<美談はまず疑ってかかれ>NHK、絶滅、コソボ、小役人、飛行機、鳥、イスラム教、米西戦争、尖閣諸島、<悪人ほど正義を気取る>大国、知財窃盗団、ビルマ、特許庁、検察、イラン、正義、江孜虐殺事件、朝日新聞、バターン死の行進

<はじめに 因縁記事に御用心>
・新米の記者を”トロッコ”と云う。まだ汽車(記者)になっていないからだ。記事に「犯人が聖エース教会に逃げ・・」とあったが、エースはイエスの聞き間違いだった。記事に「YS11がタクシーウエーに突っ込み・・」とあったが、タクシーウエーは”taxi way”(誘導路)の事である。

・KYと落書きされたサンゴの写真が朝日新聞に載ったが、これは記者自身が傷付けたものだった。福島原発事故でも「排出弁は装備されていなかったが、海外の動きに押され、取り付けた」との記事があった。ところが原子炉はGE製で、最初から排出弁はあった。どうも新聞社は”自分の意見を押し付け”、”教育指導するのは正しい”と思っているようだ。

・日本はオイルショックにより、エネルギーの3割を原発から得るようになった。原発城下町・浪江町は予算の9割を東電から得ており、彼らは町村合併しない。ソ連は日本が石油・天然ガスを断ったため崩壊した。日本のジャーナリズムは市民運動と結託し、この原発の特権を捨てろと言っている。

<ウソつき新聞は今日も健在>
○白人が慄く航空日本の実力
・飛行機が発明され、戦争は変わった。昭和14年イラン皇太子の結婚式があり、日本は96式陸攻で代表を送り、大歓迎される。当時「飛行機は白人のもの」とされ、米軍事評論家は「日本は飛行機を作れないし、操縦できない」「彼らは近眼で、内耳の異常で平衡感覚がない」などと言っていた。

・しかし太平洋戦争で零戦に対抗できる飛行機はなかった。そのためマッカーサーは、日本の全ての飛行機を破壊し、航空機メーカーを解体し、航空会社を潰し、大学で航空力学の授業を禁止した。
・昭和30年代「YS11」が作られるが、エンジン/プロペラなどは外国製だった。しかし近年、三菱によりジェット旅客機が作られた。

○この程度で大学教授とは恐れ入る
・ベトナム史の泰斗に取材した。彼は日本の進駐は5ヵ月間なのに、4年間と勘違いしていた(※5ヵ月?)。一橋大学の教授は真っ黒な煙幕を「日本軍の毒ガス」とした。毒ガスは無色で、空気より重い。

・法政大学の教授は、「江戸時代の武士は無駄に多く、”仕分け”に該当するものだった」とした。しかし武士が利根川/千曲川/多摩川/最上川を治水し、できた新田を百姓に与えた。百姓は検地すると一揆を起こすと脅した。百姓に付く形容詞は”こすい”だった。
・江戸は、たった250人の与力同心で警察/裁判をやっていた。江戸時代の武士は貧しかった。そのため、曲げわっぱ(大館)/筆(豊橋)/樺細工(秋田)/萬古焼(二本松)などの内職をしていた(※知らないものばかり)。一方町人/百姓は遊び、浮世絵/根付けなどの文化を生んだ。

○仕分け人の正体
・清王朝が亡び、粛親王の第14王女は8歳で川島家養子となり、川島芳子と名を改める。彼女は満州国樹立に動き、皇帝溥儀の妻の脱出を助けている。戦後”漢奸”とされ銃殺される。

・台北のバーに行った時、女将が「中国人のオレオレ詐欺に引っ掛かった」と言っていた。台湾大地震の時、コンクリートの中に空き缶/ペットボトルが詰められていた。中国人根性がまだ残っているようである。

・蓮舫は帰化しているが、子供の名前は中国風である。彼女は「仕分け」で、「なぜ2番ではだめなのか」と言った。これは「中国の下僕になれ」と言っているようである。マイク・ホンダは米国に忠誠を誓い、日本非難決議を米議会に提出している。彼女は真の日本人として振る舞えるだろうか。

○朝日は変質者と変わらない
・朝日新聞の天声人語に「先の戦争で沖縄は捨て石にされた」とあった。そもそもペリーは沖縄を武力占拠するつもりだった。ペリーは琉球に強行上陸し、首里城に闖入している。
・ペリー来航の前年、米国の奴隷船が苦力に乗っ取られ、座礁し、苦力たちが石垣島に逃げ込んだ。そのためペリーは石垣島を砲撃している(石垣島事件)。

・その後日本は近代化し、沖縄/台湾を領有する。一方米国もハワイ/フィリピン/グアムを領有し、沖縄も対象としていた。そのため米軍基地は沖縄に集中している。
・当時は戦争で領土を奪い合うのが常識だった。ところがニクソン/佐藤により、沖縄が平和的に返還される。これを朝日新聞は「400万ドルの密約があった」とすっぱ抜いた(実際はもっと多額だった)。これは金銭で領土を取り戻した美談である。※先日の維新の議員の発現を思い出した。

○白人が理解できない日本人の美徳
・日本に布教に来たザビエルは「日本人を理解するのを断念した」と言っている。他にも多くの外国人がそう言っている。ロサンゼルス・タイムズの特派員は阪神大震災の時、「山口組が炊き出しをしている」と驚いている。

・9.11後アフガニスタンでタリバンが崩壊すると、人々は政府施設から商店街まで略奪を行った。米国でWTO閣僚会議が開かれた時、抗議に詰めかけたNGOは、商店街で略奪を行った。
・イスラム教は略奪を正当化しており、「その分配を公平にせよ」と教える。北清事変の時、ドイツの司令官は3日間の略奪を認めている。サダム・フセインが倒されたイラクでは、米兵/米ジャーナリストが国立博物館で略奪を行った。

・一方日本軍がマレー上陸した時、山下司令官は「焼くな、奪うな、犯すな」と命令している。中越地震の時、スーパーは野菜/缶詰など2千円相当を400円で販売した。※腐らせるより良いかも。
・鳩山政権はスパコンの開発費2億ドルを出し惜しんだ。一方、中国の温暖化対策に150億ドルを出した。

○国民総番号制に賛成
・昔「トーゴーサン」と云う言葉があった。これは税の捕捉率が、サラリーマンは10割、事業者は5割、農民は3割を意味する。

・米国には「社会保障番号」(SSN)があり、これで銀行口座が開け、車の免許証も持てる。
・昭和55年これに倣った「グリーンカード制」が議会を通過した。架空口座専用の郵貯は、郵政族に金を渡し、これに抵抗させた。また「グリーンカード制」になると戸籍が不要になり、その業務がなくなる。そのため自治労も反対し、金をばら撒き、5年後に廃案にさせた。そして最も抵抗したのが朝日新聞だった。この制度を「国民総番号制」とし、世論を煽った。

・しかしこれが廃案になった事で、農民の捕捉は断念され、オレオレ詐欺は横行し、社保庁の年金乱費が発生した。喜んでいるのは不法入国者だけである。

○凶悪犯より性質が悪い官僚
・宮城刑務所に収監されていた滝谷福松は三島事件を知り、「弘前大学教授夫人殺害事件」の自首を決意し、出所後に自首する。この事件は那須隆が無実を訴えるが、血痕鑑定から有罪になり、懲役15年を終えていた。那須は仙台高裁に再審請求するが、却下される。2年後に再審請求し、今度は受理され無罪判決となる。※冤罪多いからな。

・実は最初の再審請求をした時は、血痕鑑定した東京大学教授・古畑種基が存命だった。彼は科学警察研究所所長を務め、文化勲章も受賞していた。それで最初は再審請求が認められなかったのである。
・その後、彼が血痕鑑定した「財田川事件」などの再審も行われ、3人が無罪になった。

・先日「元厚生事務次官宅連続襲撃事件」の求刑公判があった。被告は緻密な犯行計画を立てているが、犯行動機を「子犬の仇を取った」と言っている。事件当時、「年金記録問題」が発覚し、官僚は実態を隠さなければならなかった。※裁判と官僚の実態に関係性がある?

○剛腕政治家の中身を解剖する
・日本の政治家は真面な口を利き、ゾンザイな物言いはしない。例外は石原慎太郎である。記者クラブが彼に「暴言を撤回しない限り、記者会見をボイコットする」と出た。結局産経新聞だけがボイコットせず、一対一の記者会見が半年続いた。

・もう一人小沢一郎がいる。彼は目下と目上で随分態度が変わる。この掌返しは朝鮮の歴史に再三出てくる。彼は政治記者に短気と云われ、悪相とも云われた。彼の血液型はB型で、朝鮮半島に多い。胡錦濤に媚を振りまき、華夷秩序を重んじる国民性である。彼は在日が生業にするパチンコ業界の保護育成を約束し、また在日の参政権も約束した。しかし彼は歴とした豪農の生まれである。

○タイガー・ウッズは好色漢か
・O・J・シンプソンは生まれつき股関節に障害があった。貧しい黒人の彼は、それを布で縛って矯正した。しかし脚が治ると、彼はフットボール界のスーパースターになった。彼は女にも手が早く、19歳の時黒人とインディアンの混血美人と結婚する。
・しかし7年後、彼は白人ニコル・ブラウンに一目惚れし、妻と別れる。数年後彼女と結婚する。彼の高校時代までは「異人種間結婚禁止法」があった。結婚するまでの数年間、彼は黒人英語を止め、黒人社会と絶縁した。彼は黒いビスケットで中身は白の”オレオ”と呼ばれた。
・しかし7年後二人は離婚し、そして2年後彼女と白人の男友達が自宅で惨殺される。白人妻を失った激しい思いからの犯行だった。

・タイガー・ウッズは自身を”cablinasian”と言っていた。白人/黒人/インディアンで混血の父と、タイ/華僑で混血の母から生まれたからである。ファイナンシャル・タイムズは彼を「白人社会で通用する物腰を身に付けている」としながらも、黒人扱いした。
・今回の浮気騒動で「白人妻以外に10人もの愛人を持つとは」との批判が聞こえた。彼の結婚には「結婚7年以内に浮気すれば50億円(円?)妻に払う。10年目だと20億円払う」との約束があった。

○米トヨタをハメた非国民記者
・90年代米政府機関が三菱自動車を「女性従業員が下半身を触られ、会社を訴えると解雇すると脅された」と訴えた。米メディアはこぞって三菱を叩いた。これはクリントン政権が仕掛けた詐欺訴訟の一つだった。この裏事情を日本の特派員は誰も書かなかった。※日本のメディアは「国民は裏事情を分かっているだろう」として、そのまま報道したのかな?

・フォード社のエクスプローラーが走行中にタイヤが破裂する事故が相次ぎ、死者が60人に達した。フォードは事故原因をファイアストン社(ブリヂストン傘下)のタイヤとした。しかし調査の結果、低目のタイヤの空気圧が原因だった。この時も日本の特派員は誰も、ブリヂストンを擁護する記事を書かなかった。

・米国で民主党政権が戻ってくると、対日訴訟が復活する。トヨタのハイブリッド車/三菱重工のジェットスキー/東芝のパソコン/レクサスなどが訴えられた。92年カローラ追突訴訟では、最初はアクセルの故障、それが検証で否定されると今度はブレーキの故障、それも検証で否定されると今度はマットが原因として勝訴している。※今のZTE/ファーウェイみたいだ。
・この背景に日米の自動車摩擦があるが、日本の新聞はトヨタ非難のお先棒を担ぎ、米国の御機嫌を取っている。※メディアも米国を恐れているのかな。

<真実は歴史を知る事で見えてくる>
○全日空はシャイロック
・ロッキード事件は、嘘つき国家米国の証拠に飛び付き、田中角栄を逮捕し、司法界に汚点を残した。ただ飛行機の買い方が明白になった点だけは功である。トライスターは定価60億円だが、1割がキックバックされていた。機内の改装も無料で、操縦要員の訓練も無料だった。これで日本航空のウソが全部ばれてしまった。

・日本は戦前、重慶を除く全中国/南方諸島/ティモールまで航空路線を持っていた。敗戦により民間航空まで取り上げられる。
・敗戦から7年後、政府は日本航空を立ち上げ国際線を独占させた。日本航空は競争相手がいないため、キックバック/内装/訓練で嘘をつき、足腰を強化した。さらに政府は「国内線は国際線のための涵養路線」とした。簡単に云えば、国内線の運賃を高くし、機内サービスも行わず、得た収益を国際線に充てた。

・国内線だけを運航していた全日空が急成長を続けたのは当たり前で、それなのにタダで出していたジュース/スープを有料にした。

○なぜ湾岸戦争か
・イスラム世界では女はブルカを被る。それは男を欲情させないためである。これを破ると、アフガニスタンだと、タリバンに鞭を打たれる。

・旧約聖書に「呪われたハム」の話がある。裸で踊るノアを息子ハム(黒人の祖)が見てしまう。しかし神はハムを叱る。ハムは3人兄弟で、兄がセム(アラブ人/ユダヤ人の祖)、弟がヤペテ(白人の祖)だった。一番の悪はヤペテで、ハムを奴隷にした。またイスラエルをセムに与えた。そのためアラブ人とユダヤ人は今も戦い、白人は彼らに兵器を売って儲けている。
※ハム族/セム族の由来は旧約聖書か。ところで、旧約聖書にイスラエル(パレスチナ)を与える話まで書かれていた?

・イランはヤペテ系の国である。イランの国名はアーリアンに由来する。しかしイラン人は”ペルシャ”に馴染んでいる。※インドはヒンズーが由来らしい。
・中東では、ずっとペルシャが偉かった。そのためイランとアラビア半島の間の湾は「ペルシャ湾」と呼ばれていた。7世紀アラブ人がササン朝ペルシャを倒し、「ペルシャ湾」は「アラビア湾」となった。近世になりアラブが没落し、イランが復権し、「ペルシャ湾」に戻った。近年石油で生き返ったアラブ人は「アラビア湾」を主張している。

・イラクがクウェートに侵攻し戦争が起こったが、欧米はイラン/アラブに配慮し、単に「湾岸戦争」(Gulf War)とした(※この話は知らなかった)。この話は「日本海」にも通じる。

○「鯨は人間の友達」とは笑わせる
・米国人はインディアンを好きに殺し、太平洋に達すると鯨を殺し、脂(鯨油)だけを取った。中国人も同様に鮫を殺し、ヒレだけを取った。一方日本人は鯨の全てを利用した。
・米国人は「自分を道徳的高みに置いて、他者を見下す」。米国人は「鯨は高い知能を持つ友達。日本人はそれを殺す野蛮人」とした。昭和までアボリジニを銃で狩っていたオーストラリアの首相は、日本の捕鯨を殺人罪で告発した。

・ここで出てきたのが「シー・シェパード」のポール・ワトソンである。彼は日本船を狙う、それは俳優ショーン・ペンなどの日本嫌いが資金援助してくれるためである。彼は「海の哺乳類(鯨、イルカなど)を大事にするが文明人の証」にした。和歌山県太地町のイルカ漁をアカデミー賞候補に推した。
・米国では水生哺乳類の天国になり、サンフランシスコ湾はアザラシで溢れ、シアトルの鮭はトドにより激減した。フロリダでは調教師がシャチに襲われた。そのシャチはカナダでも調教師を溺死させ、一般人の水死者も出している。米動物保護団体は「鯨は人間の友達」のため、「鯨類は獰猛な野生動物」と言えない。※日本にもシャチのショーをやってる水族館がある(鴨川シーワールド、名古屋港水族館)。

○米国が今も続ける沖縄占領
・フランクリン・ルーズベルトは日本を参戦させたが、日本軍の強さに手を焼く。真珠湾で米太平洋艦隊は全滅させられ、香港も1日で落ち、英戦艦プリンス・オブ・ウェールズはあっさり沈められた。
・香港では1万人、シンガポールでは13万人が降伏した。オランダもバンドンで5万人が降伏した。フィリピンではマッカーサーはオーストラリアに逃げるが、コレヒドール島で10万人が降伏した。そのため日本は、のっけから30万人の捕虜を抱える事になった。

・彼らは物量作戦と、兵士ではなくその妻子を殺す作戦で勝利した。米国は沖縄を占領するが、県民120万人を養うのは難しかった。そのため施政権を返したが、米軍基地は残した。しかも米軍基地に掛かる費用を「思いやり予算」として出させた。

○性悪米国人への効果的対処法
・三菱の作った零式戦闘機は強かった。中国でロシア機、フィリピンで米軍機、ラバウルでは英国機を難なく撃ち落した。米国が零戦に勝る戦闘機を作るのに、それから3年掛った。

・戦後三菱は生き残り、米国に進出した。米国には訴訟屋がいて、米国に進出した日本企業を訴えた。訴訟になれば、社長は呼び出され、関係資料は全て提出させられる。そうなれば企業秘密は明らかになる。
・訴訟屋のジェローム・レメルソンが三菱を特許侵害で訴えた。しかし三菱は特許料の支払いを拒否し、逆に彼を「弱みに付け込む詐欺師」として脅迫/買収で訴えた。そのため政府機関が直々に三菱を「女性へのセクハラ」で訴え、メディアも議会もそれに足並みを揃えた。
・トヨタもビッグスリーがこけた腹いせに訴えられたが、筋を通した三菱と違って、頭を下げた。※セーフティバッグでタカタが訴えられたのもあった。今はZTE/ファーウェイかな。

○硫黄島の英霊をおざなりにした国会議員
・硫黄島では2万1千の兵が米軍と戦った。米軍の上陸は、昭和20年2月19日だったが、彼らは半年前から毎日爆撃をした。上陸した米軍は3日間で1700人の死者を出した。これはノルマンディー以上だった。
・日本は地下に壕を巡らせ、砲爆撃を凌いだ。しかし硫黄島自体が火山で、壕内はサウナだった。日本兵はここで1ヶ月以上持ちこたえた。それは本土の家族を爆撃から守るためだった。米軍は壕に燐とガソリンを流し込み、日本兵を焼き殺した。

・平成6年天皇陛下は硫黄島を訪れ、慰霊した。先日、普天間基地の代替の調査で訪れた社民党の議員は、慰霊しなかった。

○だから朝日の中国報道は信用できない
・朝日新聞の天声人語が「毒餃子事件」の犯人逮捕を書いた。そこには「日本の10人が中毒を起こした・・」と書かれた。普通だと「日本人10人」と書く。また「中毒」ではなく、毒を盛られたのである。この表現は中国への批判を避ける表現である。
・日本人は、5歳の子が危篤になったのも、メタミドホスの名も、中国の天祥食品の社長が「こっちこそ被害者」と言った事も、北京の警察当局が「毒を入れた形跡はない」と発表した事も覚えている。また生協が毒餃子を回収して、北京に送り返した事も覚えている。日本人はこの事件で中国が嫌いになった。

・朝日新聞は「もう忘れた」を基本路線とし、犯行原因を「職場への鬱憤」で片付けようとした。さらに犯人を「評判の孝行息子」にした。日本の新聞なら、嘘を厭わない彼らの根性を問題にすべきだ。反省しないなら、中国産品の不買運動を提唱しても良い。

○麻薬大国を持ち上げる朝日の不見識
・日本人4人が中国で処刑された。胡錦濤は毒餃子で1人吊るすのに、日本人4人が相場と考えたのだろう。朝日新聞はこれを「中国 麻薬犯罪に厳格」と報道した。さらに「阿片戦争」を持ち出し、「阿片禍を撒き散らされ、拒絶すると香港を取られた。あの屈辱から厳しくなる」とした。

・英国が持ち込んだ阿片に飛び付いたのは漢族である。それを止めさせようとしたのが満州族で、「阿片戦争」となった。この戦いで漢族は”滅満興漢”で英国に付いた。この戦いの後、漢族は国外に逃げ、紅幇/青幇となった。※知らない話だ。
・青幇の元締め杜月笙はヘロインの精製を手掛けた。これが今、「チャイナホワイト」として世界を席巻している。従って北京政府が阿片で被害者顔するのはおかしい。

・ベトナムでは仏国が阿片公社を作って、阿片を奨励するが、ベトナム人は拒絶した。この阿片公社を仕切っていたのは華僑である。ベトナムは統一後、彼らを追放した。これがボートピープルである。※ボートピープルは親米者では?
・マレーでも阿片が流行ったが、これも華僑がマレー人に売り付けた。マレーは戦後、マラヤ連邦として独立するが、その時マハティールが阿片売人を南の島に追放し、それがシンガポールになった。シンガポールの初代皇帝リー・クワンユーはこの事実を隠すため、公用語を英語とし、華僑の素性を隠し、善人を装っている。※シンガポールの歴史はこうだったかな。

・北京政府はラオスを阿片の集積地にし、世界に「チャイナホワイト」を卸している。「中国と麻薬」は「水戸と納豆」と同じくらい緊密である。

○どこまで日本を真似する気か
・日本は梅雨/台風/台湾坊主による雨で、緑が豊かである。山陰地方では良質の砂鉄から、日本刀の基になる玉鋼が作られた。1トンの玉鋼を作るには13トンの木炭が必要で、それには130トンの木材が必要に案る。そのため朝鮮では9世紀に山が禿山になり、製鉄業は廃れた。

・日本には「杣」と云う漢字がある。これは伐採し、植林する山である。この漢字は環境意識がない中国にはない。※峠みたいだな。
・日本では玉鋼が作り続けられ、10世紀に日本刀が生まれた。日本刀は折れない大陸型直刀と、切れ味の鋭いサーベル型の両方の特徴を持つ。※日本刀は芯は軟鋼で、刃は硬鋼らしい。

・蓮舫が仕分けで「いらない」と言った陸上自衛隊の広報センターには、国防を知れる資料が一杯ある。対戦車ヘリのシミュレータは楽しめるし、軍刀も陳列されている。

○知財泥棒に長けた二大国
・日露戦争での日本の勝利に一番嫉妬したのは米国だった。サンフランシスコ・クロニクル紙では、日本人移民排斥キャンペーンが始まった。当紙は「日本人は写真だけで伴侶を決め、不潔だ」「日本人は物真似根性があり、二流にはなれるが、一流にはなれない」とした。セオドア・ルーズベルトは日本からの移民を禁じ、日系人子弟の通学を禁じた。

・しかし知恵を盗んだのは白人の方である。高峰譲吉のアドレナリンの結晶抽出は、ジョン・エーベルに盗まれた。北里柴三郎の血清療法、高柳健次郎のテレビ受信機、八木秀次のレーダー波受信システムも盗まれた。※あえてテレビ受信機/レーダー波受信システムを出したのかな。
・その象徴がディズニーの「ライオン・キング」である。これは物語が「ジャングル大帝」そっくりで、片目のハイエナ/導師風のヒヒまで同じである。ジュージ・ルーカスの「スター・ウォーズ」のダース・ベイダー/白兜の兵隊は石ノ森章太郎らの作品からのパクリである。チューバッカは「中馬鹿」からきている。※ジャングル大帝は母子が分かれるシーンを思い出す。映画は見ないので後者は分からない。

・そんな知財ドロ米国に中国がきて、「カリフォルニア縦断新幹線」の契約をした。当然新幹線は日本の技術である。

<恥を知らない人々>
○お前はどこの国の記者なんだ
・日本の隣国は朝鮮であった。明治維新で日本は朝鮮に開国を要求するが拒まれ、そのため征韓論が起き、日本は有為な人材を失った。朝鮮を巡って日中が戦い、日本は勝つが、朝鮮がロシアにすがったため、今度は日露戦争になる。この2つの戦争で12万の兵を失った。

・先日から朝日新聞が「百年の明日 ニッポンとコリア」の連載を始めた。”村八分”の勧めかと思ったら、逆だった。
・朝日は「ハングルは15世紀に世宗が考案した。しかし日本統治時代、民族固有の文字は弾圧された」と書かれた。世宗はハングルの基となる「諺文」を考案したが、彼はこれを禁じ、漢字を使わせた。日本統治時代、識字率を高めるため、日本は小学校を数百校から4千校に増やし、ハングルを広めた。後に大統領になる朴正煕は、お陰で小学校に通えた。
・当時世界の古典を一つの言語に訳したものは、日本の『世界文学全集』しかなかった。これを読めるようにするため、日本語を教えた。そのため中国人/ビルマ人/ベトナム人も日本に留学した。※これは少し無理があるような。

○在日特派員はクズばかり
・ニューヨーク・タイムズの東京支局は朝日新聞社屋内にある。そのため朝日から支局に出向しているスタッフもいる。平成17年、大阪高裁は小泉首相の靖国参拝を問題なしとしたが、朝日も同紙も「小泉参拝を違憲判断」と書いた。※何か不一致。

・歴代の東京特派員は朝日に倣い、嫌日である。デビッド・サンガーは「小錦が横綱になれないのは人種差別」とした。ニコラス・クリストフは「日本の女に人権はない」「日本兵は中国人の子供をすき焼きにして喰った」などと書き続けた。
・次のハワード・フレンチは日本人をステレオタイプ化し、侮辱しまくった。オーストラリア人女性を殺した在日帰化人を「日本人は紅毛慧眼に歪んだ性欲を持つ」とした。

・次の帰化日本人ノリミツ・オオニシ(※日系カナダ人)は「日本人は漢字/平仮名/片仮名の文字を使い、馬鹿で非効率」とした。しかし中国は日本に倣い仮名を書き始めた。これが簡体字である(※簡体字は漢字の簡略化では?)。また朝鮮の諺文は仮名の真似である。
・次の特派員は送られず、ホームステイしていたマーティン・ファクラーや、「小泉参拝を違憲判断」を書いたヒロコ・タブチなどが書いている。支局は通信部に格下げされた。

・外人特派員に碌な者はいない。鳩山の外交ブレーン岡本行夫は彼らの言葉を引用して、「明治の日本人は心を開いたが、今の日本人心を開かない」と言う。しかし真実はペリーの苦力の皆殺しを見て、愛想を尽かしたのである。※ペリーの事件を見て、以降心を開かなくなったって事かな?

○美談テディベアの大ウソ
・セオドア・ルーズベルトは米国大統領で、愛称はテディだった。彼は狩りに出たが、何も仕留められなかった。そこで彼の茶坊主が小熊を捕まえ、大統領に止めを刺させようとしたが、彼は撃たなかった。これが美談となり、小熊の縫い包み「テディベア」が世界的に有名になった。※こんな話か。
・しかし彼は、全身これ奸智の評がある。彼はその奸智を”生涯の敵”とした日本に使った。

・彼が海軍省次官の時、スペイン領キューバで米国戦艦メインが謎の爆発を起こす。米国の新聞はこれを「スペインの謀略」と報じ、米国世論が激高する。戦艦沈没から2ヵ月後、米国はスペインに宣戦布告する(米西戦争)。
・しかしこの初戦は、宣戦布告から12日後、キューバではなくフィリピンのマニラ湾で始まる。当時の船では太平洋を渡るのに1ヵ月は掛かる。補給などを考えれば、準備に3ヵ月必要である。マニラ攻撃艦隊の準備が始まり、その後に戦艦メインの爆発が起こった事になる。
・この戦争により米国はフィリピン/グアムを買収し、さらにハワイを併合し、太平洋を横断する拠点を確保した。

・この戦争の功でルーズベルトは副大統領に就く。その直後大統領が暗殺され、彼は大統領に就く。その後パナマで独立運動が起き、独立を支援した米国は、パナマ運河の用地を取得する。

・彼が脅威とする日本は「日露戦争」で勝利する。彼は講和仲介に乗り出し、賠償金をなしとした。また彼は朝鮮の米外交公館を閉鎖している。これは厄介な朝鮮を日本に併合させるためだった。現に日本は今なお朝鮮に苦労している。※これは読み過ぎでは。

○非道国家に屈しないベトナムの底力
・ふた昔前、ハノイから南に下る幹線道路は自転車よりアヒル/豚の方が多かった。川には一本の鉄橋しかなく、人/車/自転車/列車、全てがその鉄橋を利用した。それは「ベトナム戦争」や米国の経済制裁故だった。

・かつてベトナムは冊封国家の筆頭だった。漢字を使い、儒教を崇め、名前を中国風に改めた。「清仏戦争」で仏領になり中国と縁が切れたと思ったが、白人の手先になり税を取り立て、阿片を売る華僑がいた。目覚めたベトナム人は「ベトナム戦争」を勝ち抜き、ベトナムを統一し、彼らを追い出した。これがボートピープルである。
・これに怒った北京がベトナムに軍隊を送ったのが「中越戦争」(1979年)である。米国も同時にベトナムに経済制裁を掛けた。日本も300億円のODAを打ち切った。この結果が前述の状況である。

・ところが北京が「鉄道も道路も作ってやる」と言ってきた。グエン・ティティ女史(※グエン・ティ・ビン?)は「中国は御免だけど、究極の選択もある」とした。先日「日本の新幹線の試験線の工事が始まった」とあった。

○白人と結婚するのは止しなさい
・ロサンゼルスの特派員時代、何人かの日本人女性と出会った。名前は大概「よし子」だった。よし子さんには運の良いよし子と、運の悪いよし子がいた。白人青年と知り合い、結婚し、子供を生むまでは一緒だった。しかし運の悪いよし子の場合、夫が働かないので自分が働いた。彼女らはバイリンガルで給料は高かった。しかし夫はプイと出て行った。よし子は「ウチの場合、『蝶々夫人』のピンカートンよりましよ」と言った。

・クリス・サボイエ(※クリストファー・サボイ?)とよし子は結婚し、2人の子供ができた。しかし離婚し、彼女は2人の子供と日本に帰る。そこに元夫が来て、子供をさらって米領事館に逃げ込んだ。
・警察は彼を略取誘拐罪で逮捕するが、そこにジョン・ルース(駐日米国大使)が出てきて、法務大臣に「ハーグ条約」の加盟を要求した。元夫は日本国籍も取得しており、重婚の疑いもあった。
※前述のO・J・シンプソン/タイガー・ウッズを思い出した。

○イルカ漁批判なら、アザラシ殺しは?
・竪琴アザラシは夏はグリーンランドで過ごし、冬はカナダのセントローレンス湾で過ごす。冬季、セントローレンス湾は流氷で埋まり、春に子供が生まれる。赤ん坊は愛らしく、日本からのツアーもある。※超カワイイ。
・カナダの湾岸警備隊も竪琴アザラシの赤ちゃんを探し、見つけると白人漁師に連絡する。漁師は頭だけを棍棒で叩き、棍棒を口に突っ込み皮を剥ぐ。子アザラシの皮はコートに最適で、30万頭の子アザラシの皮を得た。
・彼らは鱈の漁獲量が減った原因をアザラシとし、氷原を赤ちゃんアザラシの血で赤く染めている。

・同じ頃、米国人監督が和歌山県太地町のイルカ漁を隠し撮りした記録映画『The Cove』(入江)がアカデミー賞を受賞した。ただし日本人は子イルカや子持ちの母イルカは殺さない。この監督がセントローレンス湾での凄まじい残忍行為で、記録映画『The Gulf』(湾)を作れば、アカデミー賞を連続受賞できる。

○後世まで消えないロシアの戦争犯罪
・スターリンは「日露戦争」の仇を取りたいと思っていた。その最初の機会がノモンハンだった。彼は戦車440台/航空機1300機/兵6万人を送った。日本軍はソ連の飛行機を残らず撃墜し、戦車の半数を破壊し、兵の3割を死傷させた。司馬遼太郎は日本惨敗としたが、日本の勝利だった。スターリンはこれを知っていたため、日本を恐れた。そのため日本に原爆が落とされ、降伏1週間前になって、満州/千島に150万の軍隊を送った。

・日本は千島の最北端・占守島に2個師団を置いていた。8月18日そこにソ連軍が攻撃してきた。ソ連軍は3千人の死者を出した。スターリンは日本軍に降伏を確認させ、これを占領した。8月下旬ソ連軍は国後に着く。9月2日ミズーリ号での降伏調印の時は、まだ歯舞に着いていなかった。

・スターリンは北海道に侵攻できなかった。その腹いせに、日本人60万人をシベリアに拉致し、酷使した。
・今国会でシベリア虜囚に対する特措法が成立した。鳩山一郎が賠償請求権を放棄したため、日本政府が補償する事になった。請求権を放棄しても、ソ連の犯罪行為を忘れてはいけない。
※歯舞の占領は降伏調印後であり、またシベリア抑留もポツダム宣言の「兵は速やかに日本に帰す」に反していた。

○国家機密の意味を知らない無能政治家
・1968年ソ連の核ミサイルを搭載した潜水艦「K129」が消息を絶つ。数年後、巨大なサルベージ船が米中央情報局(CIA)が指定するハワイ沖5千メートルの深海からの引き揚げ作業を行った。
・ロサンゼルス・タイムズ紙の記者が「ソ連潜水艦を引き揚げたのか」とCIAに尋ねたが、否定も肯定もしなかった。記者は「情報公開法」に基づいて、米政府を法廷に引き出すが、連邦裁判所は記者の要求を却下した、

・当時は冷戦の真っ只中で、サイゴンが共産軍の手に落ち、カンボジアではポルポト派の大虐殺が始まっていた。日本関係では三菱重工爆破事件/クアラルンプール米大使館占拠事件などが起きていた。
・国民の知る権利は大事だが、国家の安全を危うくしたり、相手国の面子を潰すようではいけない。これ以降”否定も肯定もしない対応”をサルベージ船の名前から「グローマー式」と呼んでいる。

・9.11テロの時、外相・田中真紀子が国家機密である米大統領の居場所をしゃべってしまった。そのため彼女は更迭された。
・毎日新聞の記者は沖縄返還で400万ドルが動いた事を知り、その証拠を社会党に渡し、政局にしてしまった。米国はカネに困り、日本が米軍基地付きを条件に沖縄を買い戻したのである。

○伊丹空港が生んだ「たかりシステム」
・昭和40年代の就活人気企業は日本航空/全日空だった。初任給が4~5万円の時、操縦士の乗務手当は1ヵ月に100万円付き、出退勤はハイヤーだった。地上職/スチュワーデスの待遇も操縦士並みにしろとストを行い、これが日航崩壊の基を作った。全日空はストをさせない代わりに、待遇を日航と同等にした。

・そんな待遇でも顔色の悪い地上職があった。伊丹空港勤務である。伊丹空港に隣接する中村地区は朝鮮人が不法占拠しており、彼らが騒音問題で航空会社にたかっていた。
・関西空港が作られ、空港周辺整備機構が立ち上げられ、伊丹空港の周辺11市の公園/道路が「空港整備特別会計」のカネで整備された。これにより彼ら在日は新築の家を与えられた。そのため「空港整備特別会計」の原資である着陸料/燃料税は世界一高くなった。成田や沖縄の基地でもこの形が取られ、国費が貪られた。

○都合よく何にでも化ける中国人
・遣唐使は最初は朝鮮半島を経由していたが、新羅が邪魔するようになり、東シナ海を横断するようになった。しかし外洋航海1千キロは無謀で、そのため4隻で出掛けた。
・12次の帰り船に、唐で30年間過ごした安倍仲麻呂や、6度目の訪日を試みる鑑真が乗船していた。安倍仲麻呂はベトナム(安南)に流れ着くが、無事長安に帰り、その後安南の都護に就いている。鑑真も流されるが、種子島に流れ着き、念願であった日本の土を踏んだ。

・このベトナムは長らく中国の植民地だった。仏領となっても、華僑がベトナム人から人頭税を取り立て、阿片を売り付けた。ベトナムから仏国/米国を追い出した後も、150万人の華僑が居座っていた。しかしベトナム人が華僑の資産を差し押さえたため、120万人のボートピープルが生まれた。
・その10年後、五島列島から鳥取海岸までの間に、約30隻のボートピープルが漂着した。彼らはベトナムの出生証明書を持ち、「米国に行きたい」と要求した。調べてみると、彼らは福建辺りの中国人で、出生証明書は偽造だった。

<美談はまず疑ってかかれ>
○それでも受信料を払いますか
・先日中村粲が亡くなった。東大教授・樺山紘一が『現代用語辞典』に「日本軍は南京で百万人を虐殺した」と書いていたが、彼は樺山を”狂頭大学”と批判し、『現代用語辞典』から「南京大虐殺」を消させた。彼の『正論』に連載していた「NHKウオッチング」は面白かった。

・NHKには政治的思考がなく、小役人である。「ニュースセンター9時」で磯村尚徳が、「朝鮮戦争は北朝鮮が攻め込んだ」とやった。NHKは朝鮮総連から電話攻撃を受け、磯村は「歴史を勝手に・・」と謝罪した。
・NHKは、金大中は”きんだいちゅう”だったが、”キムデジュン”に変わった。これも在日の圧力である。

・朝鮮戦争の頃、フィリピン大統領キリノが日本に80億ドルの賠償を求めてきた(韓国は5億ドル)。日本が断ると、キリノはモンテンルパで戦犯14人を処刑した。残り60人の死刑囚がいたが、米国国務長官ダレスが飛んで、処刑を止めさせた。しかしNHKは「キリノの家族は日本軍に殺された」「キリノは残る戦犯を特赦した」と報道した。※随分文章を変えられるもんだ。

○米中お得意の日本騙しの手口
・劉備と曹操が赤壁で戦っていた頃(漢末)、その上流に「黄鶴楼」が建てられた。唐代に李白が「黄鶴楼」を詠んでいる。中国では阿房宮のように華麗な建物は直ぐ壊される。「黄鶴楼」も清代に壊された。
・その百年後、江沢民が「黄鶴楼」を日本のODAで復元する事になった。そんな民族だから設計図も残っていない。日本が資料を提供するが、建てられたのは元の3層ではなく5層となった。彼らは復元の意味を知らない。※日本では在り得ないな。

・中国人と同類なのが米国人である。彼らが米大陸に来た時、野牛が数千万頭、旅行鳩が2億3千万羽、そしてインディアン1千万人が平和に暮らしていた。旅行鳩は絶滅し、野牛もほぼ絶滅状態にあり、インディアンもほぼ絶滅された。シャーマン将軍はインディアンに対し、「立ち上がった事を後悔するように、家族も徹底的に殺す」とした。
・この戦法は先の戦争でも採用された。米軍は日本軍と戦わず、銃後の街を徹底的に爆撃した。名古屋では一度に450機のB29で爆撃を行った。

・フランクリン・ルーズベルトは都市への原爆投下を選んだ。第1候補は人口86万人の京都で、50万人を殺せると読んだ。しかし最終段階で候補から外れた。
・戦後、GHQは「ラングドン・ワーナー(美術史家)が文化財リストを作成し、京都/奈良へ爆撃させなかった」と書け、と朝日新聞に命じた。奈良市は法隆寺の外にワーナー像を建てた。爆撃されなかった鎌倉も駅前にワーナー像を建てた。人の良い日本人は、米国人は文化を大事にすると信じている。

○官僚の体質は国際社会でも変わらない
・15世紀コンスタンティノープルを落したオスマントルコは、欧州に雪崩れ込んだ。キリスト教圏で強く抵抗したのがワラキアのブラド公とセルビア王国だった。ブラド公は今は「ドラキュラ」にされている。

・トルコはセルビア王国の都コソボを落した後、そこにイスラム教徒のアルバニア人を住まわせた。これは都会の良い場所を三国人に与え、パチンコ屋を営業したのと似ている。※コソボはセルビアの都だったのか。それでは簡単に譲れないな。
・20世紀初め、トルコは後退するが、セルビアの復活は遅れる。それはローマン・カトリックのクロアチアと東方正教会のセルビアが対立したためである。彼らの憎悪はイスラムに対するより強い。

・チトーが死に、冷戦が破綻するとセルビアはアルバニア人に退去を迫った。これに対しNATOはユーゴスラビアの首都ベオグラードを爆撃した(1999年)。コソボの独立は「ハーグ国際司法裁判所」の小和田恒裁判長に委ねれられるが、彼は「適法」とした。※欧米に靡くノーベル平和賞みたいだな。

○役人の気まぐれが日本を滅ぼす
・明治44年「平塚らいてう」は、女性のための雑誌「青鞜」を発刊する。高村智恵子/岡本かの子/原阿佐緒/神近市子らが作品を寄せた。神近は大杉栄の女で、彼が裏切ると、彼を刺した。原は不義の子を産み、東北大学教授と駆け落ちし、その後銀座のマダムになる。
・らいてうの下に若い画家・奥村博史が来るが、消える。彼女は「燕はきっと帰る」と言う。これが「若い燕」の語源である。その後奥村は戻り、二人の子をもうける。

・市川房江もこの中にいた。彼女は「売春防止法」に命を掛け、昭和33年成立した。著者は小説家を目指していたが、これにより閉ざされたと感じた。この頃から日本は建て前と本音を誤るようになった。非核三原則/弱者救済/朝鮮学校の無償化などである。
・その頃、日本から夏の風物詩アイスキャンデーがなくなった。それは食品衛生法で、食品を扱う場所とトイレとの距離が規定されたためだった。これも建て前を振りかざす小役人のせいである。※結構近い店はあると思う。規制緩和されたのかな。
・近年中国人の永住者が急増している。10年前は3万人だったが、今は15万人に達した。これは法務省入管局の役人が、永住資格を20年から10年に短縮したためだった。

○中国の飛行機に乗るな
・航空用語に「魔の11分間」がある。これは離陸の3分と進入着陸の8分を指す。進入する時、赤白両方のランプが見えるのが正しい進入角度である。

・先日中国のハルビンから林都に向かうジェット機が着陸に失敗し、滑走路の2Km手前に落ちた。中国では操縦士の英語能力を含め、「操縦士の未熟」が問題になっている。
・また落ちた飛行機はブラジルのエンブラエル社製だった。ライト兄弟が飛行機を飛ばした同じ時期に、ブラジルも飛行機を飛ばした。航空機製造は、第1位米ボーイング社/第2位欧州エアバス社/第3位カナダ・ボンバルディア社/第4位エンブラエル社である。ただし第3位/第4位の飛行機は品質に問題がある。※ブラジルはヘリコプター保有数が世界一だったような。

○鳥がいない国は碌なもんじゃない
・米ジョージア州アトランタで五輪が開かれた。しかし開会式で鳩は飛ばなかった。それはジョージア州に鳩がいないからである。ジョージア州民は動く動物がいると、直ぐに鉄砲を持ち出し、撃つたためである。
・彼らに限らず米国人は全てそうで、1千万人いたインディアンは95%が殺され、数千万頭いたパイソンは99%が殺され、2億3万羽いた旅行鳩は絶滅した。ヘラ鹿/ロッキー狼も同様である。19世紀半ばの画家が「旅行鳩の群れが、3日間途切れず空を飛んだ」と残している(※旅行鳩は渡り鳥)。旅行鳩は大振りで肉が旨く、羽もクッションになった。第1次世界大戦頃には絶滅した。

・中国にも鳥がいない。やっと中山陵で「喜鵲」を見つけた。しかし当地の人はコインなどを咥えて逃げるため、「泥棒鳥」と呼んでいた。鳥への愛着は感じられない。
・1956年毛沢東は「雀は年間30キロの米を食う」とし、雀の絶滅を命じた。記録では北京で11億羽を処分したとある。日本の研究では「雀の番いは年間3万匹の虫を食う」とされている。中国で5年間雀狩りが行われたが、この時期に飢饉となり、数千万人の餓死者を出した。

○女で滅びる? イラン宗教政権の末路
・30年前までイランは普通の国だった。お酒も飲めたし、女の子とデートもできた。それをホメイニ師が変えた。「ムハンマドの血を引くイマムが現れる。それまでムラー(坊さん)の指示に従い、善きイスラム教徒として生きる」と憲法に定められた。

・恐怖政治になり、怨嗟が広がった。酒は地下室で飲んだが、鱗のない魚は不浄とされ、キャビアが食えなくなった。ある学者が蝶鮫の腹鰭を鱗とした。これによりキャビアが食べられるようになった。
・アトランタ五輪にイランの独身女の出場が許された。チャドルを脱ぐ事も許された。これ以降テヘランで口紅を塗って歩いても、鞭打ちされなくなった。

・イスラムはコーランに従う。女の不倫は石打刑となる。食べ物/服装は譲歩しても、不倫は死守していた。
・しかし未亡人サキネと従弟の不倫が裁判になった。従弟はサキネの夫を殺害した事を自供し、死刑となる。しかしイスラムでは罪を金銭で贖えるため、自由の身となる。サキネは石打刑を宣告される。しかし彼女の息子が世界に訴え、上告され、最高裁で絞首刑となる。アラーに対する大罪が上告されるとは、宗教政権の敗北である。

○朝日はどこまでマッカーサーを崇めるのか
・1898年4月19日、米国は「キューバの民をスペインから解放する」とし、スペインに宣戦布告する。しかし戦端が開かれたのは、5月1日フィリピンのマニラ湾だった。米国は半年前、フィリピンのアギナルド将軍に「協力したら独立させる」と約束していた。

・米国の狡さはこれに留まらない。スペイン軍を降伏させると、独立の約束を反故にし、フィリピンを植民地にする。米国は兵7万人を送り、アギナルド軍1万8千人/その家族20万人を殺戮する。
・アギナルド軍との戦いが3年目に入った時、米軍が待ち伏せに遭い38人が殺される。これに怒ったアーサー・マッカーサー(※三男がダグラス・マッカーサー)はサマール島/レイテ島の住民を皆殺しにする。両島で四国ほどの広さで、10万人が殺され、無人の島になった。マッカーサーはマニラ南部のバタンガスでも掃討作戦を行っている。

・心理学では「苛めは反発を呼ぶが、徹底した殺戮や拷問は従順を生む」とされる。朝日新聞が「マッカーサーさんのお陰」と書くのは、原爆/東京空襲/戦犯処刑などからの従順による。この米西戦争でフィリピンも米国に従順になった。

○尖閣諸島を拗らせたもう一つの要因
・明治になり、宮古島の船が遭難し高雄の南に漂着する。船に乗っていた66人中、54人が原住民に殺される。日本は清に抗議するが、清は「化外の地」とした。※これが台湾出兵の要因になる。
・その20年後、日本は日清戦争に勝ち、台湾を領有する。これにより台湾は文明化された。この頃から台湾人も尖閣諸島に出漁するようになる。台湾人も日本人に含まれるからである。

・この半世紀後、日本は台湾を放棄し、中国本土から蒋介石が台湾に入る。彼は知識階級5万人を皆殺しにする(2・28事件)。尖閣は沖縄と共に、米国が占領した。この時代も台湾人は尖閣に出漁していた。

・この四半世紀後、沖縄が日本に返還される。すると日本は「尖閣は日本の領海」として台湾船を締め出すようになる。一方で中国船の操業は見て見ぬふりをした(※複雑な背景があるな)。今回巡視船「みずき」が中国船を拿捕したのは、明らかな領海内で操業していたからである。
・日本は中国が台湾を飲み込むのを警戒しているが、台湾を意外と冷遇している。

<悪人ほど正義を気取る>
○だから日本は世界からナメられる
・中国が尖閣を自国領と言い出したのは、海底油田が見つかったからである。彼らは目の碧いウイグル人も同胞だと嘘を付く。それなのに日本の新聞は中国の非道も批判しないし、政府の尻も叩かない。消化不良の記事ばかりである。
・ロシアは9月2日を戦勝記念日にしている。ソ連は日本が米国に負けると侵攻を始めた。彼らは終戦後も侵攻を続け北方四島を盗んだ。これは火事場ドロではなく、鎮火後ドロである。

・米国はイランが核不拡散協定に非協力として制裁を行った。これにより日本は開発したアザデガン油田から手を引かされた。一方で米国は「日本の抵抗は続き、米兵百万人/日本人4百万人が犠牲になる」として、原爆投下を正当化した。

・日露戦争は日本軍の旅順港夜襲で始まった。これをロシアは「日本は不意を突いて戦争を仕掛けた」と非難した。これに外相・小村寿太郎は「この非難は弁明するに値しない」と言い返した。”嘘”と”騙し”で固められた国には、これ位言う必要がある。

○米が盗みまくった日本の技術
・フランクリン・ルーズベルトは「日本人の頭蓋骨は白人に比べ2千年遅れている」「日本人を4島に閉じ込め、衰えさせる」などと考えていた。

・指向性アンテナを発明したのは八木秀次であり、血清療法は北里柴三郎が作り、ビタミンは鈴木梅太郎が見つけ、アドレナリンは高峰譲吉が見つけている。しかし何れも白人に盗まれた。
・日本が降伏すると米国の知財窃盗団がやって来た。京都では中村菌の製法や素の酵母菌が接収された。中村菌には治療効果がある。窃盗団はバルバスバウ(船首の突起)を盗み、小麦「農林10号」を持ち去った。従来の小麦の播種量は30倍程度(1粒から30粒)であったが、「農林10号」は100倍あった。後にノーマン・ボーローグはこれでパキスタンを救い、ノーベル平和賞を受賞している。※農林10号は聞いた覚えがある。

○英国人スーチーの果した偉業
・ビルマの北のアッサム(インド?)ではお茶が取れ、南のイラワジ河口では米が取れる。それで英国はビルマを植民地にした。しかしビルマには国王がいたため、英国はこの血統を絶やした。さらにイスラム教徒/華僑などを入れ、多民族多宗教の国家に変えた。インド人が金融を、華僑が商売を、山岳民族が軍・警察を担った。主だったビルマ人は農奴にされた。

・戦後ビルマは独立すると、英国的なものを全て排除した。大英連邦から脱退し、左側通行を止め、英語教育も止めた。国連で「植民地支配の糾弾」も始めた。
・これに対し英国は、英国により殺されたアウンサンの娘スーチーを手なずけた。彼女を英国に連れ出し教育し、英国人の夫を与えた。英米は彼女に「植民地支配の糾弾」を潰させ、ビルマの軍事政権を非難させ、経済制裁を掛けた。これによりビルマの経済成長は止まった。

・90年代ビルマ(※1989年ミャンマーに変更)は貧しさに負け、中国に接近する。しかし金融/商売は中国に独占され、中国の支援で作られた水力発電所の電力は中国に送られた。中国の賄賂も普及し、ビルマは腐り切った(※ミャンマーはアジアの最貧国だったはず)。スーチーはその役割を十分果たした。※ミャンマーも勉強した方が良さそうだな。特に近年は様々な変化があった。
○特許庁の大罪を許すな
・英国戦艦プリンス・オブ・ウェールズがシンガポールに入港したのは、開戦6日前だった。日本が戦端を開く恐れがあり、そのための派遣であった。8月この艦上で「大西洋憲章」が調印されていた。彼らは「日本人は近眼で、平衡感覚もない」としていたが、同艦は直ぐに沈められる。
・不落とされたシンガポールも3ヵ月で陥落する。日本軍はここで「電波探信儀」を鹵獲する。この装置は八木教授の特許アンテナを利用していた。特許庁に問い合わせると、「碌でもないので、削除した」そうだ。※特許未登録?

・同じ頃今のTDKがフェライトの特許を受理される。フェライトは今のステルスの素となる技術である。オランダのフィリップ社からフェライトの注文があり、発明者・武井武はこれを送る。戦後フィリップ社がフェライトの特許を申請し、認められる。※二重登録?

・東京五輪の頃、東北大学教授・西澤潤一が光ファイバーの特許を申請する。しかし特許庁は「意味が分からない」として受理しなかった。中国人のチャールズ・カオがこれを米国で発表し、コーニング社がこれに乗る。彼はノーベル賞を受賞する。日本の住友電工はコーニング社から特許侵害で訴えられ、潰される。

○検察の体質はロッキードから変わらない
・米上院に児玉誉士夫の領収書が持ち出され、ロッキード社製対潜哨戒機P3Cの導入疑惑となる。P3Cは原価は5億円だが、これに潜水艦を識別する装置を乗せると百億円に化ける。これを100機導入する大型商談である。時の首相は田中角栄で、自主外交から哨戒機の国産化を主張していた。米国政府はそんな彼を潰しにきた。

・P3Cの導入は1兆円規模で、全日空のロッキード社製トライスターの導入は400億円規模である。記者はP3Cに注目していたが、検察は「P3Cを記事にするな」と圧力を掛ける。
・検察はロッキード社幹部コーチャンに免責を与え証言させ、角栄は逮捕される。これは日本の司法が死んだ日であり、日本の自主外交が死んだ日である。検察の権力は絶大で、新聞もそれに利用されているだけである。

○米が言う核不拡散はウソだらけ
・ドイツがソ連に侵攻すると、米英はソ連に武器を送るルートを探した。イランが最適となったが、イラン皇帝レザー・シャーは断った。そのため英ソはイランを南北から占領した。皇帝は米国フランクリン・ルーズベルトに訴えるが、突っぱねられる。
・大戦末、ルーズベルト/チャーチル/スターリンがテヘランで会談する。この時新皇帝モハンマド・パーレビーはルーズベルトから「この赤茶けた風景は・・」と言われる。皇帝はテヘランに伏流水を引いて、街を緑にした。
・戦後宰相モサデクは石油を国有化するが、英米の戦略により彼は失脚し、石油は英米のものになる。
※こんな歴史があったのか。米国を恨む理由が分かる。イランは中東で唯一生き残った国かな。

・ホメイニ師によりイラン革命が起こるが、その際、米大使館が占拠され、館員52人が人質となる。これに米軍は救出作戦「鷲の爪」を実行するが、惨憺たる失敗に終わる(※詳細省略)。
・イランがウラン濃縮を始めると、米国は厳しい制裁を国際社会に呼び掛けた。日本はアザデガン油田に75%の権益を持っていたが、徐々に減らされ、結局放棄させられた。

○サンデルよ正義を教えよう
・ハーバード大学学長が日本に来て、「中国人の学生は増えたが、日本人の学生は減った」と言った。同大学の教授が「米国は黒人奴隷を恥じなくて良い」と書いた。内容は「奴隷はアフリカ人が売っていた。米国はそれを買っただけ」だった。

・同大学にマイケル・サンデル教授がいる。彼は「ハリケーンに遭ったニューオーリンズで屋根の修理代が50倍になった。これは悪徳商法か、当然の商業理論か」と問うた。日本では中越地震の時、スーパーは安売りを行った。阪神大震災の時、山口組は炊き出しを行った。
・彼は南北戦争も取り上げたが、当時は徴兵制があったが、身代わりが認められた。後に300ドル出せば召集が免除された。「法の前の平等」を説く米国は、堂々と貧しい者を差別してきた。

・日本が降伏した後、ソ連は千島列島に侵攻を始める。これはポツダム宣言に沿った進駐ではなく、占領であった。占守島の日本兵は、一旦置いた銃を再び手にして戦った。ソ連は日本政府に文句を言って、銃を置かせた。

○虐殺で稼ぐ中国人の強かさ
・米大統領フランクリン・ルーズベルトの母方のデラノ家は、阿片を売って大儲けした家柄である。そのため彼は蒋介石に心尽くしをしようと、ベトナムや香港を中国に返そうとするが、何れも英仏に断られる。

・香港の返還が決まると北京は「江孜虐殺事件」を大々的に喧伝するようになる。1904年英国軍がチベットに侵攻し、要塞都市・江孜を陥落させ、さらにラサを占領した。※知らない事件だ。
・歴史教科書には江孜が”英雄の街”と記され、映画『Red River Valley』(※中国映画?)が作られ、ミュージカル/舞台/小説なども作られた。北京はこれでチベットが同胞であると喧伝した。

・「江孜虐殺事件」は突如作られた「南京大虐殺」を彷彿させる。実際似たような展開を見せる。2004年「英軍大虐殺記念館」が造られた。多分中国人が拷問を受ける写真や拷問道具の展示が、どんどん増えるだろう。虐殺された人数は数百人だが、その内チベットの人口を超えるだろう。

○朝日をダメにした張本人
・朝日新聞が潰れるとしたら、その責任は今の主筆・船橋洋一にある。彼は新聞人になってからも、ひたすら中国を思い続けている。また彼は記者の基本である、ウラ取りをしない。
・米国でトヨタ叩きが始まった。「ブレーキが利かない」「車が勝手に加速する」などと言われるが、彼は「トヨタは欠陥の代名詞になった」と書いた。
・東ティモールのコラムも酷かった。早稲田大学教授の「日本軍は島民5万人を虐殺した」を鵜呑みにして、それを書いた。これにより日本政府はカネと自衛隊を出した。東ティモール問題は尖閣と一緒で、海底油田が発見され、それをオーストラリアが与ろうとした事件である。

・彼は主筆就任時、『ジャーナリズム再興』に「暴力装置を持つ権力をしっかり見張り・・」と書いた。「政権を倒す報道テロがジャーナリズムだ」と大見得を切った。

○バターン死の行進のお粗末
・ユダヤ人レスター・テニーは「バターン死の行進」体験を『地獄の兵役』に著した。太平洋戦争直前、彼の戦車部隊はフィリピンのクラーク空軍基地の隣に駐屯する。戦闘が始まり、クラーク空軍基地は1日で全滅する。彼の戦車部隊はバターン半島に撤退を始める。撤退中、フィリピン人と日本人の区別がつかないため、全て撃ち殺した。バターンに籠るが、食糧が尽き降伏する。
・ここから「バターン死の行進」が始まるが、荒唐無稽の物語になる。全長120キロの半分が鉄道で、残り半分を3日で歩いた。1日20キロである。全然”死”に相当しない。「行進中に将校が首を刎ねた」とあるが、そんな事実はない。収容所での拷問も多々記述されているが、これはハリウッド映画の拷問シーンを集めたものである。

・クリントン大統領はこの著作を絶賛した。そのため駐米大使はテニーに謝罪した。

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