『歴史戦の真実』マイケル・ヨン(2019年)を読書。
「今は熾烈な情報戦争が行われている」との考え方は参考になる。
韓国の慰安婦問題などは、中国が日米韓の同盟を分断するためとしている。
これには警戒が必要だろう。
国・地域毎に章を分けているが、翻訳なので読み難い。また、それ程学術的でない。
お勧め度:☆☆
内容:☆☆
キーワード:<推薦のことば>慰安婦問題、情報戦争、<まえがき>クーカム、兵法三十六計、<日本の足を引っ張る中国との歴史戦>情報戦、国家的犯罪、孔子学院/グローバルアライアンス、冷戦、南京大虐殺/慰安婦、環太平洋、平和、<厄介な国韓国と北朝鮮との歴史戦>分断/ヘイト、慰安婦問題、日韓合意/謝罪、テロリスト、カトリック教会、共産主義者、ミサイル/核、<東南アジア諸国との歴史的繋がり>タイ、インドネシア、カトリック教会、台湾、不屈の男アンブロークン、ビルマ、憎しみ、言語の壁、<同盟国としての米国>核武装、分断、人種迫害、トランプ大統領、ペット、孔子学院、米軍兵・豪州兵、北アメリカ、言語、ポリティカル・コレクトネス、核兵器、錯乱症候群、<愛すべき国・日本>好印象、強い日本、北方領土、セオドア・ルーズベルト、JICA、信仰、憲法9条
<推薦のことば> マーシャル・ワーズワース
・著者は元グリーンベレー(米国陸軍特殊部隊員)のジャーナリストです。彼は「慰安婦問題」で日本を擁護し、フェイスブックでは70万人のフォロワーを持ちます。慰安婦問題は日米同盟を行き詰らせようとする巨大な情報戦争の一端です。著者により、情報戦争が巻き返される事を期待する。
<まえがき>
・私(著者)は米国48州/アジア25ヵ国を訪れ、自国・他国の事を知っています。事務所はタイのチェンマイにあります。タイで有名な恋愛小説は『クーカム』です。これは彼女が6歳の時の日本兵との物語です。この様なロマンはアジア各地にあります。中国人は「アジアの人々は日本人を嫌っている」としますが、これは真実ではありません。
・カリフォルニア州グレンデール市の図書館に慰安婦の碑があり、そこにタイの国名が刻まれています。しかしタイ政府高官は、その事を知りません。中国と手先の韓国は、アジア人を代弁するとして、虚偽の情報を広めているのです。そして西洋人は、これに条件反射的に同意しています。一方タイの日本兵の碑の前では、子供達が日本の歌を歌っています。
・第2次世界大戦中、多くの戦争犯罪による犠牲者がいます。オランダは欧州でナチスに苦しめられますが、逆にインドネシアではインドネシア人を苦しめます。またオランダ人は、タイで日本人に苦しめられます。
・日本はアジアの「独立の母」です。しかし敗戦します。その後米国が「独立の父」になったと云えます。※よく分からない。
・日本は誇りを持ち、中国に対抗しなければいけません。中国のプロパガンダは包括的で、心理学も応用します。そのトリックに簡単に飲み込まれてしまいます。
・中国には「兵法三十六計」があります。その第一条は「瞞天過海」(相手を油断させ、攻撃する)です。韓国人には、劣等感と優越感/血を血で洗う文化的素因/怒りと憎しみに対する感受性などがあります。そのため韓国人は、易々と中国の手先になったのです。強姦ほど不条理はありません。中国はその怒り・嫌悪・憎しみを道具にしたのです。
・「兵法三十六計」の7番目は「無中生有」(偽装に気付かせ、油断させ攻撃する)です。中国・韓国は虚偽の物語を作り、日本に賠償を求め、それを拒むと、日本を侮辱するのです。
・「兵法三十六計」の33番目は「反間計」(スパイで相手を混乱させる)です。中国は日本・韓国・米国でこれを成し遂げました。日本は中国に対し立ち上がらなくてはいけません。
<日本の足を引っ張る中国との歴史戦>
○日本と中国の歴史
・我々のチームはアジアの歴史を研究していますが、分かった事があります。「歴史は定説通りではなく、大小の情報戦が行われている」です。
・第2次世界大戦前、米国では「ナチスと日本が、世界を支配しようとしている」と教えました。実際はナチスと共産主義が行っていたのです。日本はナチスと同盟しますが、それは自国を守るためです。日本は仏教や神道をアジアに広めようとしたのではありません。日本が真珠湾攻撃したのは、ギリギリでの決断です。日本は資源が尽き、敗れます。
・日本が大量殺戮したのは間違いです。米国は「日本に支配される」と教え、恐怖を駆り立てたのです。
○威張り散らす中国人
・日本人は中国人に嘘をつかれ、侮辱され続けていますが、米国で暴力沙汰を全く起こしていません。北京で「チベットに自由を」と書かれたTシャツを着るのは、危険です。同様に東京で日本人を貶しても、何も起きません。日本は極度に平和です。
・米国では、中国がチベットについて嘘を言っているのは誰もが知っています。それなのに米国の大学で「南京大虐殺」「性奴隷」の話をすると、いとも簡単に信じます。※日本にいると、米国の状況が分からない。
○嘘を垂れ流す中国
・以下は「Difesa Online」でのインタビューの要旨です。
質問-北京の独裁国家が、自らの犯罪を無視していると感じますか。著者-中国は巨大なプロパガンダを行っています。1989年「天安門事件」で国民の不満を知りました。それを逸らすため、反米キャンペーンを始めますが、今は日本と法輪功に転じています。
著者-中国は建国以来、毛沢東の大規模な人権侵害/政敵の皆殺し/チベット・ウイグル・満州での弾圧/大躍進政策/軍事力による国境侵犯(南シナ海など)などの国家的犯罪が絶えません。また中国は米国のメディア/配信ネットワークを買収し、圧力を掛けています。
著者-文化大革命により数百万人が死亡しました。また「1人っ子政策」で強制的に中絶されました。中絶件数が3.3億件、不妊手術が2億件、子宮内避妊器具が4億人以上とされます。男性より女性の方が自殺率が高い国が2つありますが、1つが中国です。世界の女性の自殺者の56%が中国人です。中国は女性の地位が低いのです。
質問-中国はメディアに対し、どの様な事をしていますか。著者-映画・本で中国軍は神話化されていますが、共産党は蒋介石に対抗するため、積極的に日本軍を支援しました。米国もやっと腰を上げました。2016年「S2692情報戦争対抗法案」が可決し、米国と同盟国の安全保障を脅かすプロパガンダに対抗できるようになりました。
著者-カギになるのが「孔子学院」です。これは米国の大学や教育に北京パワー(?)を注ぎ込んでいます。また彼らは諜報員でもあります。「グローバルアライアンス」(世界抗日戦争史実維護連合会)の存在もあります。これはアイリス・チャンの『ザ・レイプ・オブ・南京』の出版を支援しました。「大連万達グループ」はハリウッドで買収を行っています。
著者-私は11ヵ国で「性奴隷」について調べてきましたが、これは完全な嘘です。慰安婦を雇っていましたが、人さらいなどはありません。戦争犯罪はありましたが、それは連合軍側も同じです。
著者-日本は文化が進んだ国です。一方中国は野蛮な国です。韓国は日本を妬み、注意を引こうとしています。中国はそれを利用しています。日本は平和にしたいのに、中国・韓国がそうさせないのです。そして中国の最終的な標的は米国です。
質問-日中は何度か戦争をしていますが、中国は米国の世論に訴え、日本を孤立化させようとしていますか。著者-中国共産党は国民政府と戦うため、延べ6百万人の中国人を日本軍の指揮下に入れています。日本と中国が戦ったのは、モンゴルとの戦い(1270年代)、日清戦争(1890年代)、義和団の乱(1900年代)、日中戦争(1930年代)です。日本が強大な中国に仕掛ける事はなかったのですが、19世紀末に力関係が逆転し、戦いを挑んだのです。日本は長い間、中国を尊敬していたのです。※この辺は日本人なので知っている。
質問-アジアの地政学的リスクは何でしょうか。著者-朝鮮戦争は終戦していません。北朝鮮・中国は国連軍と戦ったのです。これは新しい・仮定の冷戦です。
○自分達の所業には目をつぶる中国
・米国の百貨店で、日本人が中国人を殺戮するTシャツが売り出されました。しかし毛沢東は人類史上最悪の殺人者です。これを隠すために中国は「南京大虐殺」を持ち出しました。
○南京大虐殺の大嘘
・南京大虐殺で何人が殺されたかは、いまだに議論になります。アイリス・チャン(前述)は30万人としました。中国人はとてつもなく誇大表現します。しかも彼女はグローバルアライアンスとグルでした。日本人である秦郁彦は4万人としています。これについて彼女に確認したいのですが、自殺しているので、それはできません。
・慰安婦制度は存在しました。彼女らは高給取りです。大規模誘拐に関する資料は見付かっていません。古い映画は日本人を悪魔化していますが、大規模誘拐/性奴隷に言及したものはありません。何れも中国・韓国が作った嘘です。
○ファインスタイン女史を操る中国
・米国上院議員ダイアン・ファインスタインの事務所の中国系米国人ラッセル・ロウが、スパイであったのは明白です。ロウは事務所を辞めると、慰安婦運動の組織に移っています。慰安婦問題を広める運動を行った元下院議員のマイク・ホンダも、中国に飼い慣らされました。
・グローバルアライアンスと中国共産党は、韓国系米国人フォーラムを使って、慰安婦碑があるグレンデール市のように地方自治体を取り込んできました。慰安婦問題は韓国の反日運動に思えますが、中国共産党が工作したものです。米国のフェミニストや韓国人は感情的なので、利用されているのを気付かないのです。
・我々のチームがこの調査を行い、アーチー・ミヤモトが決定的な本を出版しています。メディアも我々の仕事に関心を持ち、努力が報われつつあります。私も11ヵ国を回り調査しました。
・中国共産党の情報戦工作はカリフォルニア州だけでなく、ニュージャージー州/ジョージア州/ミシガン州などでも行われています。社会正義教育財団/孔子学院/グローバルアライアンス/カリフォルニア韓国系米国人フォーラムなどに関わった人間は、米国から追放すべきです。
・中国の情報戦は、日米韓の同盟を引き裂くためです。韓国はそれに乗ったのです。中国の最終目標は米国です。今は日本に対し謝罪と賠償を求めていますが、最後は米国に対し訴訟を起こすでしょう。
○太平洋で覇権を強める中国
・2016年私はラジオでスティーブン・バノンと対談しました。私は「環太平洋での中国の隆盛と米国の衰退は、諸国に不安を与えている」と述べました。対談の内容は以下です。
著者-中国の南シナ海での行動は、米国の「航行の自由」に対する攻撃的行為であり、世界の海運事業への脅威です。中国は7百年前に中国人が島に行った史料を見付け、領有権を主張するでしょう。中国の主張は、全てでっち上げです。
バノン-アジアでは政府高官から庶民まで、中国の影響力が増し、米国の影響力は衰退している。
著者-それを定量的に評価するのは難しいが、過小評価してはいけない。①中国は他国を侵略している。②中国は弱い者苛めをする。③中国は米国の大学にも浸透している。④中国は様々な手段を使って、米国をコントロールする。
○経験則-平和に警戒せよ
・中国の情報戦争を調べるう内、重要な事が分かりました。日本/韓国/中国で彫像・博物館・本・協会・財団・組織・会社などが「平和」を標榜していますが、これは急進左派の実行部隊です。「平和のために活動している」と自称する組織は全て、反対の事を望み、反米・反日なのです。※これは新しい視点だな。武力行使しがちな米国と、百年先を見つめ経済覇権に邁進する中国との差かな。重たい話が多いな。まだ第1章。
<第2章 厄介な韓国・北朝鮮との歴史戦>
○最終ターゲットは米国
・私はグリーンベレーに所属し、外国政府に揺さぶりをかける様々な方法を学びました。重要なのは、社会を分断させる潜在的な不安定要素を見付ける事です。例えば米国であれば黒人を利用します。基本は「ヘイトは憎しみを醸成する」です。ヘイトリーダーに「あいつの御陰で、俺達は痛い目に合っているんだ」とやらせるのです。ナチスがユダヤ人に行ったのもこれです。中国はこれをチベットなどで行っています。
・韓国人はこのヘイト作戦に乗り易いのです。韓国では、これが韓国人により行われたのです(※後で分かるが、共産主義者みたい)。一方日本では、これが南北朝鮮・中国、あるいはフェミニスト団体により行われています。
・彼らの目的は、日米韓同盟の分断で、最終目標は米国です。彼らは「性奴隷の像」をワシントンDCに建てようとしています。
○目撃者ゼロ
・もし20万人の女性が拉致されたなら、朝鮮の男性は黙っていなかったはずです。しかしその証拠がありません。今の米軍兵は16万人しかいません。20万人の女性を運ぶのは困難です。大体さらわれた後の人達の証言がないのです。
○慰安婦問題への対応
・「20万人の女性を性奴隷にした」は虚言です。慰安婦のほとんどは売春婦です。この虚言は反日分子(?)が作ったものです。
・安倍首相が朴槿恵大統領に謝罪しました。これを米国に例えると、大統領が「第2次世界大戦中に、米軍が欧州・アジアで女性を性奴隷にした」と謝罪する事になります。これは「アーリントン墓地をブルドーザーで平地にする」に等しく、あり得ない事です。※2015年末の日韓合意だな。余り関心がなかったので、ほとんど記憶にない。
・退役軍人のアーチー・ミヤモトは私と違う考えですが、高く評価しています。彼の意見を紹介します。
私は安倍首相の最終合意を評価します。しかし韓国は国内での合意内容の実行が不可能なようです。そのため合意書で相手が不利になるような条項を見付けようとしています。しかしこれはお互いを不幸にします。韓国は「日本は、慰安婦の募集に国が関与した事を認めていない」と責めています。しかし連合軍の資料によると、これは「慰安婦と民間の雇い主が1年程度の契約をした」もので、売春は合法的な商売です(※詳しく書かれているが省略)。朝鮮は日本に併合されており、日本軍には50万人もの朝鮮人がいました。拉致はあり得ない事です。
この問題は、韓国政府が自国民を納得させれるかに移っています。韓国が日本を敵国扱いする事にメリットはありません。北朝鮮は核を持ち、韓国を常に狙っています。それなのに韓国が中国に阿るので、米国では「駐韓米軍の撤退」が叫ばれています。日本でも「米国と一緒に韓国を守るのに反対」との意見が強くなっています。この状況なら、朝鮮戦争が再開されるでしょう。
○慰安婦問題での日本での1日
・日本でエキサイティングな1日を過ごしました。朝食時に2人と会い、1人は元政治家で、今は著作家である。
・次に高級官僚と会合した(※何省だろう)。しかし彼が、拉致問題の解決に取り組む「挺対協」(韓国挺身隊問題対策協議)を知らないのに驚いた。これを説明したので会合時間が倍になった。挺対協に扇動された韓国人がテロを起こす可能性についても伝えた。
・次に編集者と大手出版社の2人と会合した。調査についての原稿を依頼されたので、「ヘイト農場:中国は若い作物を栽培している」を書いた。※意味深い題名だな。
・次に2人のジャーナリストと会った。1人は古森義久である。彼は私を支えてくれた人で、英語も完璧である(※こんな方法で情報を収集しているのかな)。彼も中国がバックで、韓国が操り人形である事を知っていた。しかし私が伝えた情報に、初耳のものもあったようだ。
・会合後にカメラのスタビライザーを買った。部屋に戻るとバッテリーなどが入っていない。店に戻って店員に調べてもらうと、箱に「DUMMY」と書いてあり、それは見本だった。店員は何度も何度も謝りました。そこで私は「河野談話」を思い出した。日本人はやっていない事に、何度も謝る必要はありません。
○日本はやってない事に謝るな
・日本はやってない事に、謝罪すべきでない。河野談話も安倍談話も失敗です。「日本が賠償・謝罪すれば、問題は解決する」は間違いです。これはソウルを調子に乗せるだけです。これは民族文化の問題です。日本は毅然と、「韓国よ、大人になれ。くだらない事は止めろ」と言うべきです。米国人としても、「気持ちの悪い偽善者たちを動員した哀れっぽい争いに、我々を巻き込むな」と言いたい。
○欺瞞の塊「性奴隷神話」
・人々はこのペテンに、以下の理由で手を染めています。①言われた事を無邪気に信じる、②反日の差別主義者、③商売のため(例えば慰安婦像の製作)。
・これは究極的には日米韓の分断を目的とする情報戦です。韓国の分断はできていますが、日米は逆に強化されています。またベトナムのように、米国と関係を強める国もあります。
○慰安婦問題の支持者
・慰安婦問題の支持者は、テロリストで反米的です。彼らは米国/ドイツ/豪州などでも活動しています。韓国人は感情に流れ易く、それを中国が利用しています。韓国人は事実ではなく、感情で動くのです。
・かつて慰安婦問題の支持者キム・ギジョンが、駐韓日本大使・重家俊範を暗殺しようとしました。彼は駐韓米国大使マーク・リッパートの暗殺も試みています。慰安婦問題の支持者は、テロリストを支援しています。
○米国高校の履修課程
・米国で高校の履修課程に「慰安婦」が取り入れられました。「制度化された性奴隷の例」として、歴史/社会科学に取り入れられました。日本政府は「慰安婦は女性達が募集したもの」として取り下げを申し入れました。
○ペテンに加担するカトリック教会
・カトリック教会は、このペテンに加担しています。韓国での慰安婦デモに修道女や神父が多く参加しています。そしてソウルの聖フランシスコ修道院の前には、何と慰安婦像があるのです。
・一方米国で、フランシスコ修道会の神父3名が小児性愛で訴えられました。豪州のプロテスタント系ユナイティング教会でも同様の事件がありました。教会の前に「慰安少年像」を建てるべきです。
・カトリック教会の「血の中傷事件」はユダヤ人の大量虐殺の理由になっています(※これは理解していないぞ)。カトリック教会が新たな憎悪を煽るのは、お金のためです。※韓国にカトリック教徒は多いが、中国とカトリック教会は敵対しているのでは。
○左翼勢力が仕掛ける情報戦争
・元慰安婦が住んでいる「ナヌムの家」は、共産主義者が運営しています。彼らは老婦人を動物のように飼育し、記者会見があると車椅子で連れ出します。彼らは慰安婦像の建立にも手を貸しています。
・中韓関連団体が豪州に慰安婦像を建立しようとしましたが、地元の日本人と豪州人により阻止されます。韓国人の多くは怒りましたが、韓国人の売春ネットワークは喜びました。これらの最終目標は米国です。数年すると米国を訴えるでしょう。
○慰安婦像狂言者の奇習
・毎週水曜日、韓国の日本大使館前で奇妙なショーが見られます。慰安婦像の前で歌って踊り、慰安婦像に傘を差したり、キスしたりします。そこにカトリックの聖職者も参加します。当然多くの報道関係者もいます。そこに学生達が毎晩泊っています。彼らはそれを神からの使命と思っています。彼らは日米韓を分断させようとするカルト狂信者です。彼らはこれを、米国にも持ち込もうとしています。
○非差別の妄想を発揮する韓国人 ※被差別では?
・ボストン美術館での「着物イベント」が韓国人により中止になりました。モネの「ラ・ジャポネーゼ」の前で、同じ着物を着てポーズを取るイベントです。これを人種差別とし、「民族のステレオタイプを拡散し、文化を盗用したもの」と抗議したのです(※難解)。中国人・韓国人は「自分達がアジアの代表」と思っていて、「外国人が着物を着る事を自分達に問うべき」と考えているのです。※何を着ようが、本人の勝手だが。
・米国人・カナダ人・メキシコ人が着物をどう思っているか、関係ありません。この中国人・韓国人の傲慢な間違いは辟易です。着物は優美で上品ですが、政治的平等運動は野蛮で下品です。
○朝鮮人の戦争犯罪を絵にする
・アダム・マリガンから「自分の芸術を評価してくれ」とメールが来た。日本兵が朝鮮人を虐殺している絵である。それなら朝鮮人が済州島などで自らを虐殺した絵や、ベトナム戦争で朝鮮人がベトナム人を虐殺した絵を描いたらどうでしょうか。
・朝鮮人は戦いに向かないとされ、捕虜収容所の看守を任されていました。そこで米軍兵・英軍兵・豪州兵を拷問しました。戦争になれば朝鮮人は残忍な戦争犯罪者になるのです。
・売春婦は朝鮮の重要な輸出品です。嘘も重要な輸出品です。韓国はもっと成熟した国になって下さい。問題を外国に持ち込まないで下さい。
○日本・米国を狙う中国・北朝鮮
・韓国の米軍基地イテウオンにも慰安婦像があります。これで米国の反応を伺っています。しかしイテウオンは慰安婦の街で有名です。
・北朝鮮はミサイルを制裁解除のカードとしていますが、日本をミサイルで攻撃すれば、戦争か北朝鮮の条件付き降伏になります。
・北朝鮮がミサイルで日本を攻撃すれば、中国は喜ぶでしょう。中国では毎晩、残忍な日本人を描いた映画が流されています。世界は「仕方ないさ」と苦笑するでしょう。中国は、日本が憲法9条を改正し、核武装しないように、米国が北朝鮮を潰さないように注意深く行動しています。
○北朝鮮の挑発
・米国政府と繋がりがある親友に、「北朝鮮の核」をどう思うか訊いた。彼から「国防総省と国務省で異なった言葉だが、意見は一致している。これはロシア・中国・北朝鮮によるテストである。一線は超えないと思っている」と返ってきた。北朝鮮は太平洋・東南アジアを不安定化するための操り人形なのだ。
・米国が一線を越えないのは、ソウルを捨てる事であり、豪州・インドネシア・フィリピン・インドを捨てる事である。米国は試されているのだ。戦争は国防総省も国務省も最終的な解と考えている。これは米国の太平洋地域での影響力を弱めたいと願っているグローバルパワーである。※中ロだけでなく、世界が望んでいる?
・中ロがこのゲームを仕掛けているのは、彼らが米国の「核のコード」を知っているからです(※中ロが核のコードを知って何かなる?)。オバマが核兵器の数を正確に公表したため、兵器の種類・性能が把握され、米国の核は8年弱体化されました(※新STARTの事かな)。オバマの国防費削減/中東における兵力消耗で、米国は牙を抜かれました。北朝鮮を許す事は、太平洋も失う事で、中国の傍若無人を許すでしょう。
○旭日旗を利用した情報戦争
・「旭日旗はナチの鉤十字章と同じ」とする情報戦争が起きています。これはかつてはなかったのに、最近になって作られたのです。
○日本は反撃に出ろ
・日本は何度も謝罪すべきではありません。米国なら無視します。操り人形である韓国人はテロを起こすと予測します。日本は、今でも行っている中国の大規模な犯罪を世界に暴露すべきです。他にウイグルに資金提供するのも方法です。
<第3章 東南アジア諸国との歴史的繋がり>
○アジア諸国が日本を嫌悪している?
・私は世界75ヵ国に滞在し、アジアも25ヵ国に滞在しています。そして今はアジアに住んでいます。インドネシアの国の墓地に日本人16名が眠っています。
・タイは枢軸国でした。タイは英仏と戦い、領土を取り戻したのです。この時日本が武器を供給しています。日本の戦艦「名取」の船上で、仏国は降伏文書に調印しています。※これは知らなかった。
・第2次世界大戦になると日本はタイに侵攻しますが、直ぐに同盟します。1973年に首相となったククリット・プラーモートは、「アジア諸国が独立できたのは日本の御陰です。日本はアジアの母です」と言っています。
○日本はアジア独立の母
・日本は黒船来航まで鎖国していました。西洋の帝国主義に抵抗できたのは日本とタイだけです。第2次世界大戦前、インドネシアを支配していたオランダは、日本への石油の輸出を禁じます。日本は真珠湾攻撃に出ます。インドネシアを占領し、捕虜となった西洋人を「死の鉄道」(泰緬鉄道)で働かせます。
・戦後、2千人以上の日本兵がインドネシア独立のために、オランダと戦います。米国はこれに介入します。そのため日本がアジア独立の母となり、米国は父となったのです。
○アジア諸国と米国との望ましい関係
・今日、中国・韓国の共産主義者が情報戦争を遂行しています。ビル・ガーツは『アイ・戦争(iWar)-情報化時代の戦争と平和』を書いていますが、彼は実情を理解しています。また古森義久も実情を理解しています。彼にはビデオを提供しました。
・日本人の多くは、「韓国人は反日」と思っていますが、韓国人の多くは日本人を良く思っています。しかし「挺対協」などの共産主義者が幻想を作り、世界中にばら撒いています。
・我々は「彼らがテロリズムを起こす」と考えています。その予兆は各所で見られます。カトリック教会はこれに加担しています。聖サンフランシスコ修道院前には慰安婦像があります。
・バチカンの教皇は「北京と親しい」と公言しています(※中国にキリスト教徒がいるの?)。彼は聖者ではなく、ビジネスマン兼政治家です。カトリック教会が損壊する前に、彼の活動を止めさせなければいけません。※これは教皇とトランプの仲が悪くなり、中国に接近している話かな。
・トランプは以下の宣言をすべきです。
日本-同盟関係にある。宇宙分野で共同研究する。
台湾-防空識別圏・島嶼で中国に屈しない。
タイ-重要なパートナーである。タイの内政に口を出した前大統領はもういない。
フィリピン-これからも協力関係を深めよう。
インドネシア-デリケートな問題があるが、米国と共にある。
シンガポール-米国はシンガポールを愛している。
インド-共通の敵を持つ。宇宙分野で協力しよう。
ミャンマー-内戦を止めろ。米国とは共通の利害がある。
豪州-対話のドアを常に開いている。※仲悪いの?
マレーシア-関係を良くする絶好の機会だ。
ベトナム-あらゆるレベルで協力関係を深めよう。
中国-新しい保安官(※トランプ?)が就任した。侵略的行為を続ければ、対抗策を取る。ハリウッドから中国の資金を一掃する法律を制定すべきだ。グローバルアライアンス/孔子学院などを取り締まれ。情報戦争は激しさを増している。
○素晴らしい台湾
・台湾の素晴らしいところは、①安全、②清潔、③親切です。メディアは台湾は反日と報道していますが、親日です。
○日台の仲を裂くインチキ慰安婦ドラマ
・日本のニュースサイト「ジャパン トゥデイ」(※こんなメディアあった?)が、「台湾が慰安婦についての要望リストを作成」と発信した。日台関係に問題があるように感じられるが、それは米カナダ関係より温かい。これは中国による仕業である。
・中国は様々な方法で、日米韓の同盟関係を分断させようとしている。安倍首相の朴槿恵大統領への謝罪により、両首脳は国内で反発を招いた。オバマ大統領と彼女は北朝鮮に先制攻撃すべきだった。それが韓国の被害を最小限にする方法だ。
○台湾の日本帝国軍人
・数十万人の朝鮮人・台湾人が日本兵になっています。朴槿恵大統領の父・朴正煕大統領も日本陸軍の士官でした。数年前、台湾人と1日中語り合いましたが、彼の叔父が帝国陸軍に志願していました。志願は名誉だったのです。※日本と同じだな。
○台湾で神となったパイロット
・日本のパイロット杉浦茂峰は神として祀られています。「日本人はアジア中で嫌われている」と云われますが、そうではありません。
○サツマイモとタロイモ
・台北に慰安婦博物館ができました。台湾人が「馬英九はタロイモだから、日本を嫌う。サツマイモは日本が好きだ」と言っていました。1985年日本人が台湾に入ります。最初は抵抗がありました。しかし今はレストランなどの様々な場所で日本語が聞かれます。台湾人は「今の繁栄は、1970年代の日本の支援の御陰」と言います。※70年代は日中国交回復した一方で、台湾を支援したのかな。
・ところでサツマイモとタロイモの話ですが、台湾はサツマイモの形をしています。台湾人は自らをサツマイモと呼んでいるのです。一方戦後に入ってきた中国人をタロイモと呼んでいるのです。サツマイモは甘いですが、タロイモは苦味があります。※この話は笑った。
○三文文士ローラ・ヒレンブランド
・米国人女性作家ローラ・ヒレンブランドは『不屈の男 アンブロークン』を書いています。彼女はそこに「テニアン島で、日本軍が朝鮮人5千人を殺害した」と書きました。私は彼女にその間違いを告白するように要請しましたが、回答はありません。米国の戦闘記録に、これは記録されていません。彼女が現地調査した形跡もありませんし、主人公ルイス・ザンペリーニにも会っていません。これは単なる噂話です。
○『不屈の男 アンブロークン』の情報源
・ヒレンブランドが情報源としていたものを調べましたが、そんな事は書かれていません。1つは環境企業ESIに勤めているエリック・ラッシュですが、彼は歴史家ではありません。またESI社も彼のレポートとは無関係と言っています。彼女の著書・映画はフィクションで、集団訴訟の対象です。
○タイにおける日本軍の振る舞い
・タイの孤島にある日本軍のトンネルを探索しました。また色々なタイ人にもインタビューしました。89歳の男性は日本軍の下で働いていました。日本兵の振る舞いは良かったそうです。日本人の売春婦がいたそうです。タイ人は服を着て入浴するが、彼女らは裸で入浴するので、それを覗いていたそうです。
○第2次世界大戦の日本兵
・タイ国立記念館で、米国の「COINマニュアル」(対ゲリラ・マニュアル)に似た日本の本を見付けました。この本に「この戦争は人種戦争で、白人は学ばなければならない」とあります。西洋列強がアジアを酷使していたからです。日本は西欧以上に人種問題/人権を考えていたのです(※大東亜共栄圏構想かな)。また「地域住民に敬意を持ち、住民と性交渉しない事」とあります。
・戦争犯罪がなかった訳ではありません。ある村では600人が殺害され、井戸に遺棄されました。女性は強姦されたそうです。その村は英国に協力した村でした。
○ビルマ-性奴隷の報告
・ミャンマーで性暴力の調査を行いました。韓国が報道するような性奴隷の証拠はありませんでした。ただし英国と日本による大虐殺はありました。日本人がカラゴン村を掃討し、女性15人を誘拐した証拠を見つけました。15人の女性の4人は逃げ、その内の1人と面会しました。
・「日本人が予防接種してくれた」「学校を経営した」など、日本人を好意的に見る人も多くいます。ただ英国/日本が大虐殺したのは事実です。
・戦時中、米国戦争情報局(OWI)はビルマで慰安婦を確保します。米国は日本人を動物に見えるようにする必要があったのです。そうでないと何十万人もの一般人を大虐殺できなかったのです。※日本の民間人の死者は100万人だったかな。
・OWIは日本の汚いところを探そうとしましたが、「性奴隷」に関する証拠は見つけられませんでした。この主張は1970年代日本の共産主義者が作ったのですが、1980~90年代韓国・日本の学生により否定されます(※何で学生なんだろう)。今の韓国が主張するような性奴隷制度はなかったのです。
・ミャンマーで日本人/米国人/英国人/中国人などの感想を訊くと、日本人が最も好かれています。日本人は礼儀正しいそうです。
・米国では中国・韓国の偽情報を流す組織が活発に活動しています。一方日本の組織はバラバラで、纏まりがありません。そのため私の仕事を難しくしています。
○真実への道-ビルマでの日本人
・我々はビルマでの日本軍の戦争犯罪を調べるため、カラゴン村に入りました。近く出版するので、後続の調査の基礎となるでしょう。車はトラックではなく、四輪駆動車が良いでしょう。雨季でなくても大変でした。
・次のカレン村に行くため、年長者のアリに同行してもらいました。彼は宗教的なウルドゥー語(※ヒンディー語に近い)、村のベンガル語、国語であるミャンマー語ができました。彼は村の発電機を管理していました。日本人は村民600人を集め、銃剣で殺害し、井戸に遺棄しました。
・苦労し(※詳しく書かれているが省略)、カレン村に到着しました。村の男達が集まりました。彼らは違う言葉を使っていました。ミャンマーは言語・文化・宗教が複雑です。日本はこの残虐行為があった村に道路を敷設しています。※大虐殺があったのはカラゴン村のはず。
・アリは、「日本人ジャーナリスト碓井哲郎が来て、彼らの話を伝えた」と言いました。またアリは「私は日本大使館に道路の建設を要求した。日本は津波に襲われたが、1年以内に道路は完成する」と言いました。※この辺り難読で、話しも逸れている。
○日本人が女性を連れ去り、使役していた証拠
・我々は連れ去られた女性フォルビイに、会う事ができた。連れ去られた女性は記録では13人、村民は12人、彼女は15人と言います。彼女は誘拐される2ヵ月前にカラゴン村の夫と結婚し、カレン村に引っ越していたそうです。
・日本人(※正しくは”Japanese Soldiers”だろうが、”Japanese”と書いているのかな)は、男性をモスクに、女性を建物に拘束します。男性は少しづつ連れ出され、銃剣で刺されたようです。
・生き残った女性は15人で、2人は逃げたそうです。残りの13人は兵士と行軍し、強姦もあったそうです。彼女ともう1人が「水を汲みに行く」と言って、狙撃されたが、逃げたそうです。彼女から生き残った5人の女性の名前を聞きました。
・碓井氏は元日本兵を見付け、その元日本兵は「女性は性奴隷として連れ出され、11人がワガル村で殺された」と言っていたそうです。
○慰安婦所で働いていた韓国人
・シンガポールで慰安婦所で働いていた韓国人の日記が見付かりました。性奴隷の物語は、共産主義者が作ったでっち上げです。偽物語を作った1つ目の理由は、日本に対する嫉妬です。2つ目の理由は、日本からお金を引き出すためです。3つ目の理由は政治で、中国人・韓国人から票やお金を集めるためです(※米国の政治家?)。またビジネスも関係しています。性奴隷の物語を教授が講演し、作家が本を書き、映画会社が映画を作っています。最も根本的な理由は、中国が日本を孤立化させようとしているのです。体制を維持するため、国民に日本を怖れるようにしているのです。※5つの理由か。
・中国の情報操作員は、米国人に日本を嫌うように仕向けています。彼らは『ザ・レイプ・オブ・南京』のような本を何冊も書いています。「日本人は人食い」とも書いています。これらで日本人への怖れ・怒り・嫌悪の感情を植え付け、日本人への憎しみを抱かせようとしています。
○言語の壁
・日本人には「アジアの人は日本を嫌っている」との認識があるようですが、それは間違っています。タイでは、日本人は尊敬され、親しみを持たれています。ネパール/インド/フィリピン/アフガニスタンでも同様です。
・日本の唯一の問題は「言語の壁」です。これで日本も世界も損をしています。日本には「日本文化が優れているので、英語を勉強する必要はない」と言う人もいます。もし日本人が英語を喋れたら、世界の議論はもっと価値あるものになります。また日本の新聞が翻訳されていないのも残念です。※外国向け放送がないのも失望されていた。
○アジアの解放者
・私はタイのカンチャナブリを訪れました。米国はインドネシアの独立を支援しています。以下の拙文を読んで下さい。
日本は第2次世界大戦前から日本を攻撃していました。フライングタイガー航空隊/ABCD包囲網などです。日本は協議による解決を模索していましたが、決定的な解決策に出ます。インドネシアへの侵攻と真珠湾攻撃です。彼らはインドネシアを占領すると、オランダ人を蔑むようになります。彼らはこれをアジア全域で行うようになります。彼らは戦争捕虜を虐待しています。ここカンチャナブリやフィリピンのバターンです。
日本軍はインドネシアを占領すると独立の準備をします。オランダは各民族に現地語を話すようにさせましたが、日本は単一言語を話させます。また組織的戦闘法も教えます(※日本の統治方法は共通している)。終戦しますが、日本兵の一部は独立のためにインドネシアに残ります。
オランダは植民地の復活を望んでいました。米国はマーシャルプランで欧州の復興を援助していました。「オランダが植民地を復活させるなら、米国は援助しない」とし、それを諦めさせます。そして日本軍が独立の準備をし、インドネシア人から尊敬・信頼を得ているのです。
<第4章 同盟国としての米国>
○物議を醸す前副大統領の意見
・「日本が核武装すべきか」について、賛成と反対があります。1つ目は賛成で、核武装すると中国を牽制できます。2つ目は反対で、米国はクレイジーな北朝鮮を滅ぼす事ができます(※日本が持つとできない?)。最終的には賛成で、日本の判断に口を挟む事はできません。しかし日本が核武装すれば、韓国も核武装するでしょう。
○現実主義者のスティーブン・バノン
・スティーブン・バノンへのインタビュー番組を見た感想です。彼は敬虔なカトリック信者で、一匹狼です。共和党もカトリック教会も、彼のナイフを奪う事ができません。
・カトリック教会は中国に取り入っています(※カトリック教会が接近するのは金銭目的?)。日本にキリスト教信者はほとんどいません。それが韓国の共産主義者と中国の活動を優位にしています。それで彼らは米国の教会で日本の分断工作を行っています。日本は英国と並び米国にとって重要な同盟国なのに、大半の米国人がそれを分かっていません。
・インタビュアーは彼にロシアの件ばかり質問しています(※ロシア・ゲートかな)。ロシアは選挙に干渉したでしょう。それは大国として当然です。米国もソ連の崩壊に手を貸しました。中国は米国の同盟を分断させようとしています。これに対し米国は中国を分断させるように働かなければいけません。彼はそれを知っています。
○米国における人種問題
・私が子供の頃、「犯罪報道で犯罪者の人種を隠すべき」との運動が起きます。「黒人が居眠り運転して、タクシーを大破させた」と報道されるのです。今ではこれが普通になり、人種偏見を追い立てています。
・「黒人のキャスティルは、ラテンアメリカ人の警察官に射殺された」と報道されると、白人に対する敵愾心が起きます。ラテンアメリカ人は有色人種ですが、白人にされるのです。※別の例も紹介されているが省略。
・オバマ大統領のファンは彼を応援し、人種迫害に味方しました。しかし人種迫害は、金と政治的な影響力を手に入れるための道具で、有害です。※難解。
○トランプ大統領の正しいところ
・トランプ大統領は好きではありませんが、正しい対応が幾つかあります。「パリ協定」からの離脱、イスラエルへの支持、タイとの関係改善などは賛成です。日本との関係の再確認も、中国と対決するために必要不可欠です。
・彼は「米国環境保護局」の強過ぎる権限に対処しようとしています。インド/中国などは環境保護が必要です。またFBIが政府であるかのように振る舞っています。これに手綱を付ける必要があります。
・タイに住む外国人が「トランプが私達を戦争に巻き込んだ」と嘆きます(※どの国の人が、どの戦争に巻き込んだと言っているのか)。しかしこれはトランプ以前からの状況です。
・彼の移民に対する強硬姿勢にも賛成です。米国の移民制度は常識的な改革が必要です。
※詳しく書けば、この節だけで1冊の本になるだろう。
○米軍兵とペット
・米軍兵はペットを飼う事を禁止されています。しかしそれは守られていません。ある指揮官はペットを飼うのを助けました。生物駆除員が来た時、彼はペットを逃がしました。しかしそのペットは戻ってきました。多くの米軍兵はペットに助けられています。暗視ゴーグル/地上探査レーダーは要りません。犬達が守ってくれます。軍はペットを飼う事を認めるべきです。
○孔子学院
・「孔子学院」は教育・友好などを目的としていますが、実際はスパイ活動・プロパガンダ活動を行ています。これに対し孔子学院を運営する大学への予算をを禁じる法案が成立しました。FBI長官も「大学には中国の諜報員がいる」「百校余りの大学が孔子学院を受け入れているが、それらを監視している」と述べています。これまでCIAの反応が鈍かったのですが、やっと気が付いてくれました。
・ダイアン・ファインスタイン上院議員が慰安婦の件でスキャンダルを起こしましたが、孔子学院も同じ目的です。我々は「彼女やマイク・ホンダ下院議員が慰安婦問題で反米活動している」と警告してきました。CIA/豪州/カナダ/欧州の情報機関はカリフォルニア州クパチーノのグローバルアライアンスなどの慰安婦関連組織を調査すべきです。そして活動を禁止し、非米国人を国外追放すべきです。
○米軍兵・豪州兵の犯罪
・豪州人将校が『桜の花散るとき』を書いています。これには戦後日本での、豪州兵による強姦や殺人が書かれています。米軍兵も同様だったでしょう。ところがそれを主張するのが日本人なので、誰も信じないのです。幾ら証拠があっても信じてもらえないのです。
・幼稚な米国人は「パールハーバーやバターンを忘れるな!奴らを強姦して、何が悪い」と言います。そんな兵士は絞首刑にすべきです。実は米国人が書いた『Military Government in the Ryukyu Islands』もあります。豪州人・米国人も日本人と同じ事をやっていたのです。
○米軍兵・豪州兵
・米国・豪州では日本人による戦争犯罪は簡単に信じられます。その内容が身の毛がよだつほど、信じられます。中国人は信用されていないようですが、彼らが告発する日本人の悪事は信じられます。戦争犯罪があった事は事実ですが、誇張・嘘・偏見は米国人の道理に反します。
・慰安婦問題を調べた結果、朝鮮人・中国人・米国人・オランダ人・豪州人などの戦争犯罪を知る事になりました。しかし日本人の戦争犯罪だけが注目されます。「南京大虐殺」「731部隊」「性奴隷」などを中国が騒ぎ立てています。
・パールハーバーに関しては、日本の攻撃が迫っている事を世界中が知っていました。真珠湾攻撃の1週間前に、カリフォルニアでは準備していました。真珠湾は日本をおびき寄せるための犠牲です。なので真珠湾の話はして欲しくない。
・日本人が告発しても無視されます。しかし米軍兵・豪州兵が、書籍で自身を告発したのです。調べれば調べるほど、我々が無実でない事に気が付きます。
○カナダは北アメリカではない
・NATO事務総長が我々の事を「北アメリカ」と言いました。カナダと米国は別の国です。我々は北アメリカではありません。※日本が極東と言われても、否定しないけど。
・アフガニスタンでは、米軍はカナダ軍を救援しなければいけませんでした。カナダは米国なしでは、単にヘラジカのステーキとメイプルシロップの国です(※険悪なの?)。米国とカナダが北アメリカと呼ばれる事に違和感があります。
○その国の言語を話せないと、その国について語れない?
・慰安婦の支援者が私のフェイスブックに付き纏いました。彼女は「あなたは韓国語を話せないのに、どうしてこの件について知る事ができるのか」と言ってきます。私は「話す事ができる言語の自慢」は信用していません。「ドイツ語が話せます」と言う人でも、数十秒後には、話せない事が分かります。
・ある中国人教授と話をした時、性奴隷の話になりました。私は彼に「その証拠を教えて下さい。私の仕事に必要です」と言いました。すると彼は「あなたは中国語を話せないのに、どうして調査できるのですか。私は7ヵ国語を話せます」と言います。言語自慢は割り引いてみる必要があります。アインシュタインはドイツ語・英語が話せましたが、英語は聞き取り難いものでした。
・彼の理論に従えば、中国語・韓国語を話せる人しかこの件について議論できない事になります。また英語が話せるからと云って、米国の事を何でも知っている訳ではありません。インドには2千以上の言語があり、半数はヒンディー語が話せません。だからと云って、彼らがインドの事を知らない訳ではありません。
・彼の理論に従えば、ドイツ語を話せないなら、ナチスを批判できない事になります。ポーランド語・イタリア語・仏語などを話せないなら、EUについて語れない事になります。※以下同様の事が書かれているので省略。
○ポリティカル・コレクトネスと集団ヒステリー
・ポリティカル・コレクトネスが行き過ぎると、集団ヒステリーになります。そうなると以下の症状が現れます。
①現実からの逃避。
②集団で発症。
③自滅的振る舞い。
④感情の爆発。
⑤他者への挑発行為。
⑥「避難民歓迎」のポスターを掲げる。※欧州ならあるかな。
⑦避難民に強姦されても、「被害者が悪い」と言う。
⑧レイプ・強姦されたくない人を、「外国人嫌い」と罵倒する。※何これ。
⑨「平穏に暮らしたい」と思っている人に、敵意を抱く。
⑩共産主義/富の再配分を信じている。
⑪自分の道徳的倫理を、絶対正しいと信じている。
⑫自分は学術的・理論的に他者より優位にあると信じている。
⑬「自分の思想に反するものは、思想犯罪」とし、「思想犯罪は死で罰せられる」と信じている。
⑭自分には「言論の自由」があるが、他人の「言論の自由」は規制されるべきと考えている。※何かメチャクチャ。
○米国人のうんざりする振る舞い
・私のフェイスブックで、原爆投下を賞賛する人が散見されます。大勢の人を死滅させた事を賞賛する人に、吐き気がします。
・核兵器を持っているのは米国だけではありません。米国でさえ核兵器から安全ではありません。イランが核兵器を持てば、中東諸国も持つでしょう。イランがイスラエルを破壊する事も考えられます。
○トランプ錯乱症候群
・米国では珍しくなりましたが、私は米国旗の付いた帽子を時々被ります。最近ではアジアでも見られます。私は米国旗アイテムを身に付けると、トランプ錯乱症候群(TDS、?)を発症します。
・私は出会った人に出身地を尋ね、その土地の事を聞くのが好きです。子供の頃、カナダ人に「どうやってイグルー(※かまくら)を作るのか」「唾を吐くと、落ちるまでに凍るのか」などと質問していました。最近スイス人に質問して、犬を食べる人がいるのを知りました。
・米国旗アイテムを身に付けていると、西洋人が米国を批判しに来ます。しかし彼らの大半は米国に行った事がなく、ニュースなどから知っているだけです。
・最近豪州人と米国人がTDSを発症し、トランプを非難しています。彼は品のないツイートをしますが、まだ人道上の犯罪/戦争犯罪を犯していません。彼らに「どの犯罪?」と質問すると、イスラム国・アルカイダ・シリアと答えます。しかしトランプはオバマの遺産を引き継いだだけです。彼らは「トランプは北朝鮮と戦争しようとしている」と言います。しかしあの犯罪国家を作ったのは、世界の歴代の指導者達です。
・集団ヒステリーを起こしたTDSとは、まともに話ができません。同様に日本錯乱症候群(JDS)に罹患した人とも、まともに話ができません。
<第5章 愛すべき国・日本>
○日本に好印象を抱く外国人の共通点
・チェンマイを訪れる中国人に日本人の印象を聞くと、日本を訪れた事がない人は悪い印象を持ち、訪れた事がある人は良い印象を持っています。米国人は日本人に好意を持つ人が多いが、以下の共通点を持ちます。①心を許せる日本人がいて、その事を他人に説明する。②日本を訪れた事がある。③日本の物が好きである。私の友人が③です。彼は日本に行った事がないのに、日本贔屓です。
・この事から日本は中国人観光客を増やすべきである。そうすれば彼らは日本の親善大使になります。※十分、中国人観光客はいる。
○東京でのドラマ
・私が日本を好きになったタクシーでのエピソードを2つ紹介します。1つ目はタクシーを利用し、目的地に着いたが、運転手がメーターを下すのを忘れていました。しかし彼は自分の間違いとして、お金を受け取らなかった。2つ目は、友人がタクシーに携帯電話を忘れたが、30分後には連絡があり、携帯電話が戻ってきた。※どうして連絡先が分かったんだろう。
○婦人の話
・日本の婦人と知り合いになりました。彼女は家族に米軍兵にレイプされた人がいました。彼女が事故で重傷になり、外出などができなくなります。しかしインターネットで米軍兵と知り合いになり、彼に励まされ、今彼女は「生きているのは彼らの御陰」と言っています。
○世界は強い日本を必要としている
・日本は憲法9条を破棄すべきです。米国は日本と組んで、ナチス・共産主義と戦うべきでした。ナチスがユダヤ人を虐殺している時、日本はユダヤ人を助けていました。
・日本は戦争犯罪をしましたが、それが大袈裟に伝えられています。米国は12万人の日本人の財産を没収し、収容所に詰め込んでいます。多くの米国人はそれを知りません。
・ドイツ人は政治的怪物・共産主義を生み出しました。ドイツから銃規制/移民受け入れのアドバイスは受けたくありません。
・日本は自国が強い事に謝ってはいけません。主権行使に謝ってはいけません。
○ロシアは領土を返すべき
・日本とロシアは、まだ平和条約を結んでいません。北方領土は、降伏後にソ連が占領したものです。世界・国連はロシアに北方領土を返還させるべきです。
・日本はペリー来航まで鎖国していました。日本は「帝国主義にならないと、呑み込まれてしまう」と気付き、近代化します。1905年ロシアに勝利します。第1次世界大戦後、日本は国際連盟で「人種差別の廃止」を訴えます。しかし米国・英国などは認めませんでした。
・そして第2次世界大戦が始まり、ソ連は東欧を支配し、北方領土を強奪します。ここで米国は日本と同盟し、ナチス・ソ連に対抗しなかったのか残念です。当時の米国のプロパガンダは、「日本は世界の支配者になろうとしている」としました。ところが日本には、人も資源もありませんでした。
○セオドア・ルーズベルトは日本贔屓
・1904年セオドア・ルーズベルトは日本の勝利を喜びました。また日露講和を仲介した彼は、「日本は要求が多い。しかしロシアはその何倍も悪い。彼らは愚かで、本当の事を言わない」「ロシアと中国は信用できない。彼らは不誠実で傲慢だ」「講和の仲介をして、さらに日本贔屓になった」「日本人は文明的で、文明国に含めるべきだ」と言っています。他に彼は「日本は朝鮮を統治すべきで、そうしてロシアを抑えなくてはいけない」と言っています。1910年日本は朝鮮を併合し、列強に仲間入りします。※これが間違いの始まりかもしれない。
○調和を重んじる謝罪文化の国
・私が育った米国南部は日本と類似しています。叔父がタバコ農家をやっていて、葉を摘むのを手伝わされました。米国南部は「協調」を大切にします。そのため自分がやっていなくても、直ぐに謝ります。例えば自分がコーラを飲んでいて、人がぶつかりコーラがこぼれても、自分の注意が足らなかったと謝ります。
・しかし米国の他の地域や他の国々では、「謝罪は罪を認めたもの」となり、法廷での結論になります。韓国・中国も同様で賠償を求めてきます。
○JAICA
・親友ティムは「国際協力機構」(JICA)と共に活動していました。彼はJICAを褒めていたし、アフガン人もJICAが好きでした。JICAはアフガニスタンだけでなく、ミャンマー/フィリピンでも良い仕事をしています。一方で悲しい話も聞きました。アフガニスタンで水の整備をしていた日本人が拉致され、足手纏いになり殺されたのです。※先日の中村さんの話もある。
○日本は情報戦で劣勢に立つ
・東京から『歴史戦 世紀の冤罪はなぜ起きた』(古森義久)が届き、直ぐ読みました。我々は多くの国で調査してきましたが、当書は秀逸です。中国が米国・日本に対し情報戦を仕掛けています。本の最後に「中国は豊富な資金を持つが、日本は僅かしかない」とありました。中国・韓国による情報戦争を調べている軍・民間に、当書を読むのを勧めます。当書はカリフォルニア/韓国/豪州などでの運動を浮き彫りにしています。中国は米軍を沖縄から追い出し、太平洋を支配しようとしています。
○平和を祈る日本人
・タイで英国人の友人とランチしました。彼は靖国問題/慰安婦問題について、直ぐに理解してくれました。中国は謀略を進めています。中国はナチスよりも大量虐殺を行っています。
・靖国問題につて話すと、益々興味を持ってくれます。「靖国は数万の神の1つであり、特に有名な神社ではない」「誰も戦争犯罪者を崇拝していない」などを話します。我々と同じように、日本人にも戦没者を祀る権利があるのです。
・我々には信仰の自由があります。日本人も心の平和のために信仰しています。これに干渉する事はできません。ムスリム/ヒンズー/ユダヤ教徒に対しても「信仰を捨てろ」とは言えません。西洋人に説明する時は、背景・文化を話せば、常識が通じます。
○現状にそぐわない憲法9条
・米国で尊敬できる点は、日本・ドイツを抹殺しなかった点です。ソ連・中国なら抹殺したでしょうが、我々はしませんでした。我々は科学技術をオープンにしています。図書館も無料で利用できます。宇宙でも物理でも、無料で公開しています。
・しかし無防備なラオスを爆撃しました。これは恥ずべきです。しかし日本は大量虐殺した事がありません。奴隷もいません。我々の同盟国の歴史には、大量虐殺/奴隷制度/乗っ取りなどの残虐な行為が記録されています。
・日本は我々が押し付けた憲法に従っています。しかし憲法9条は、現実世界を反映しておらず、脅威に対抗するための足枷になっています。中国に謝罪する前に、憲法9条を抹消して下さい。日本は主権国です。憲法改正に他国の許可は必要ありません。中国などとの戦争を避けるためには、軍事力が不可欠です。